光を見ている

まるっと愛でる

主役は君だ! 〜ジャニーズ×KIRINJIでイメソンを選んでみた〜

私はトニセンへの提供曲「不惑」きっかけでKIRINJIを好きになりました。そこからあれよあれよという間に沼にハマり、日々KIRINJIの曲はすっげえなぁ...よくこんな表現思い付いたな...と思っているのですが。聴いてるうちに「これこの人の曲じゃん...!?」と発見(?)して。その解釈をスマホにメモってたのですが、だいぶ溜まってきたのでブログにしようと思い、今回のブログを書きました。

この人にこれを歌ってほしい!というより、私的この曲はこの人のテーマソングだと思ってる...という完全に私だけが楽しいやつです。イメソンを考えるの大好き。曲も人選も偏りしかないですが、私の遊びなので...御免...私の解釈とも呼べないような妄想でしかないです。では。

 

 

 

『メスとコスメ』井ノ原快彦

私は井ノ原さんにそういう役をやってほしい。いきなり欲望をぶちまけるスタイルで失礼しました。元カノか、昔片思いしてた人か、その人が整形した、という話(歌)なんですけど。「変わってしまった彼女」への複雑な思いが渦巻いている主人公。戸惑いや薄らとした悲しみが、「そんなことをしてしまったなんて」という諭すような言葉に隠されているように感じた。思ってるけど言葉にしない、奥に含ませてる想いもあるんだろうな...と思うとヤバみが溢れる。いい感じに狡猾で、でも憎めない感じが井ノ原さんっぽい曲です。「綺麗だぜ」と芝居がかった口調で作り笑いを貼り付ける井ノ原さん、死ぬまでには見たい...

 

ところでだいぶ前にツイッター「井ノ原快彦&大泉洋&ユースケ・サンタマリア演じる詐欺師が巨悪組織に立ち向かうコメディが見たい」というようなツイートを見てから、ずっとその夢を見続けてるんですけど、どのテレビ局が放送してくれるのでしょうか...私はずっと待ってます...

 

 

『それもきっとしあわせ』三宅健

 

歌いたい歌がある
私には描きたい明日がある
そのためになら そのためになら
一人になっても

 

歌いたい歌がある
私には伝えたい想いがある
そのためになら そのためになら
不幸になってもかまわない

 

タイトルに「しあわせ」と入っているのに、「不幸になってもかまわない」と締め括られる凄まじい歌。でもきっと、この「不幸」は人生におけるステートメントでありプライドであり、自分を守るために茨の道を進む、という意味が込められてるんだろうな...と思っています。これが似合うのは健ちゃんしかいなくない...?ファンである私が、アイドルである健ちゃんに、この業のようなものを押し付けるのは違うものだとはわかってるんですけど。健ちゃんのアイドル像というか、アイドルであることに対するプライド、その裏にあるものが形になったらこの曲になるんだろうなと思いながら聴いています。

 

 

『耳をうずめて』KinKi Kids

この曲の考察を読むと深くていろいろなことが絡まり合っててめっちゃ面白いんですけど、ここに「シンメという、決められて抗えない関係の歌」を体現しているようなKinKi Kidsが乗ると、途端にとてつもないクソデカ感情の歌になるという。一人から始まった歌が、段々「ふたり」へ溶け出していくような不思議な感覚がします。この時点でもうキンキしかいねえと。

あと言葉遣いがすっごいんですよこの曲。

 

“憂鬱はまさにそう! 凪いだ情熱だ”

は片方が片方にかける慰めや鼓舞の言葉のようだし、

邪なふたつの魂の静けさを

はもう...善良なだけではない魂の、華やかでも幸福でも破滅でもない恐ろしさと甘美さって感じだし...

そして歌詞の中で「僕は」音楽に愛されてるから「僕ら」になる、この僕らという存在になっていく過程とかなっていった道のりとかを思うともうやばい。しかも僕は音楽に愛されてる、そう思うのか?だと自問自答的だけど、それが「僕ら」になるとどこか運命論的な壮大さをまとって、なんかもうクソデカです...

 

 

『代官山エレジー相葉雅紀

私は相葉さんが12月24日生まれだということを思い出すたびとんでもないリアコっぷりに卒倒しそうになるんですけど。冬と相葉雅紀の親和性はヤバい。そんなに甘さのある歌ではなく、むしろほろ苦さのがメインの歌だと思うんですけど(なんてったって「エレジー」)、だからこそ

 

くすぐったいキスをした

さっきの洋梨タルト

 

がめちゃくちゃ効いてくるんですよ...なんかその美しすぎる映像見たことある気がしてきて怖い。これはとにかく似合うから、という理由です。早急に映像化して欲しい。

情景描写がとんでもないから、この曲を聴くたびにロングコートに身を包んだ相葉さんの幻影がちらつくんですよね...特に2番...

 

 

アルカディア二宮和也

これは正直歌詞云々ではなく、完全に私の感覚です。めっちゃ似合う気がする。二宮さんがいわゆる「悪役」やdirtyなもの、仄暗いものを抱えている役を演じている時の、どれだけその人が弱そうでも腹の底に抱えている禍々しさみたいなのってこんな雰囲気だな〜と思ってる。いびり芝居(何年か前の嵐にしやがれのコーナーのあれです)の時の感じ。本当に感覚的な話になるんですけど、どうしても二宮さんっぽいんだよな...

 

 

『Red Light,Blue Light,Yellow Light』小山慶一郎

堀込泰行名義ですが、これは私が楽しいだけのやつなのでアリです。

小山さんってどうしたって都会の気配がする男だと思っていて。ロングコートにキリッキリのスキニー履いて20時半ごろの表参道歩いてそうじゃないですか。表参道行ったことがない田舎民なので完全にイメージです。その画にぴったりすぎる曲がこれです。この曲の中で小山さん自体は何も語らず、ただただ美しい映像として存在してるイメージ。

 

 

イカロスの末裔』加藤シゲアキ

加藤シゲアキイカロスの末裔である」という字ヅラが成立してしまう時点でもう強い。神話としてのイカロスをちょっと知ってる程度なのですが、過信してるとかではなく、この曲におけるイカロスの頭の良さ、皮肉を戯曲っぽく描いた感じと加藤さんの相性がすこぶる良い。と思う。どこかとぼけたストーリーとはにかんだ子どもっぽさ、ふざけたテンションからの急に核心をまっすぐに突いてくるような歌詞、これはもうシゲアキ先生です。

最後の歌詞の

 

胸の中に仕舞い込んだリンゴが腐ってなければいいね


から、加藤シゲアキの言葉と一緒にどこか小山慶一郎の声が聞こえてくる感じも含めてこれはシゲの曲。

 

 

『エイリアンズ』横山裕

キリンジといったら、みたいなこの曲ですが、いざ当てはまる人とは...?と考えるとなかなか(私の中では)いなかった。以前「この曲のPVを井ノ原さん主演で撮りたい」というブログを書いたのですが、映像とこの曲の主人公みというとまた違う人がいるかもな...と考えた結果(もちろん井ノ原さん主演の『エイリアンズ』PVは諦めていません!!)、都会的な幻っぽさと絶妙な現実感を持ち合わせた横山さんだろうと。横山さんの「いそうでいなさそう、でもいる、のかもしれない」っぽさがこの曲にぴったりな気がする。最後の

大好きさエイリアン わかるかい?

の問いかけ口調の芝居っぽさや、

そうさ 僕らはエイリアンズ

の「僕ら」という言葉づかいがとても横山さんっぽいと思っています。呼びかけとしての「僕ら」であり、この懐の深さと、「僕ら」と言っているのに世界の中ではどうしようもなく漂う孤独感がいい。

 

 

『カメレオンガール』丸山隆平

丸山さんの可愛げというかしてやったり感というか、「テヘッ☆」感がめっちゃくちゃ好きなんですけど、

あと、この曲の爽やかなキザっぷりとエロティックさがめっちゃ好きなんですけど、これを丸山さんが歌ったらぴったりすぎてとんでもないことになりそうです。

 

七色きらめく カメレオンガール

報われぬ僕のラヴソング ハハハ

色あせた男の背中に

君は夏の模様の

爪痕を残した

 

が1番のサビなんですけど、わかります?この爽やかさとエロティックの同居してる感...「ハハハ」が死ぬほど決まるし、「君は夏の模様の爪痕を残した」のエロさ...あくまでも比喩表現だけど、ものすごく想像を掻き立てられる...これを歌われた日にゃあもう骨しか残らん...私が溶ける...

 

 

『Drifter』大倉忠義

清濁併せ呑む、というのを自分の人生をかけて表しているような人だなあというのがファンになって2年ほどの大倉さんの印象です。受け入れ方の形は人それぞれですが、ここまでの覚悟と度量で受け止めてきた人はそうそういないし、大倉さんの静けさと鋭さと柔らかさがここにある、といった曲です。

この曲サビが3回出てくるんですけど、最後の歌詞の変化を辿ると切なくてねえ...濁流にのまれながら凛として立ち続けるという静かなる宣誓のような歌の最後に、

 

この僕の傍にいるだろう?

 

と問いかけを投げかけてくる。孤独や哀しさを消しきれない、この孤独感とプライドと強さと弱さがとても生々しくて、今生きている大倉さんの曲だなあと。

 

 

『悪玉』ヨコヒナ

すごい勝手なこと言うけど、悪玉で歌われる美学をキャラクターとして表向き纏っているのが村上さん、表はクールそうだけど実は内面はゴリゴリに闘う気でいるのが横山さんだと思っています。二人で分け合うのがいいよ。

 

 

『私の青い空』中島健人

堀込高樹氏が藤井隆氏に提供した曲です。ケンティーさんはキュートでコミカルなポップアイコンであると同時にどうしようもなく美しい人ですが、この曲は真顔のケンティーのイメージがある。題材は「恋」なんですが、なんせ薄暗い「青」なので、そして何と言っても作詞作曲・堀込高樹なので、爽やかさよりも変態さが先行しているところがめっちゃ好きでめっちゃケンティーっぽいと思ってる。

 

冷たい眼差しが美しいね

遠くを見てる

物憂い口唇が花びらみたい

開いて閉じて

から始まるんですけど、このいい意味で変態的な、キザっぷりが爆発しているけど絶妙にダサくはない歌詞を本人のものにしてしまいそうで、マジでこの曲に関しては歌って欲しい。

あとこの曲のピアノ音がめっちゃ好きで...特に3:27の印象的なピアノ、己の美を自覚して振りかざしてる時のケンティーじゃん!(?)

 

 

『朝焼けは雨のきざし』佐藤勝利

この曲が似合うのって「主人公感」がある人だと思って。歌詞はどこか絵本に出てくるようなファンタジックな温かみがあるのですが、人生を戦い続けていくという宣誓の歌でもあると思っています。旅路を切り開きながら自分の人生を勝ち取っていくという、抑圧から自分を守るために戦う姿勢と、5人のために0番を守り続ける勝利くんが重なって見える。

 

朝焼けの後はいつも雨

とは限っていないだろう?

ドアを開けてくれ

この運命にあらがおう

この柔らかさと「運命にあらがおう」で終わる歌詞が似合うのは勝利くんしかいないでしょう。

 

 

『ブルー・ゾンビ』五関晃一

まんまじゃん!(ごめんなさい決してdisではないです)とかではなく!「ゾンビ」「墓石」「カラス」など、ダークで意味のわからない歌詞の不穏さと、どこかとぼけたような曲がブレンドされてる感じがマジで五関くんなんですよ。浮世離れしているようで「俺はゾンビ」と自然に名乗る感じ、どんな世界線であっても飄々と佇む感じが似合いすぎる。この曲のPVが出るなら主演は絶対五関くん、ってくらい似合う。

 

 

『十四時過ぎのカゲロウ』重岡大毅

「僕」の無駄なものが削ぎ落とされたような生き方と、あらゆるしがらみを陸に置き去りにして水の中に飛び込んでいってしまうような絶妙な儚さが重岡くんにぴったりだと思うのです。この曲って「僕」しか出てこないんですけど、一人だけでも十分絵になるというか、世界に依存してなさそうな、一人で勝手に水の中に消えていっちゃいそうなフラットさが重岡くんに似合うと思うんだよね〜。不思議。そして

 

ロッカールームの薄暗がりで

シャツを脱いで

密かに生まれ変わるのさ

が似合う!!密かに革命を起こすきっかけを握ってそう!!

 

 

『ハピネス』小瀧望

プリティーなお顔と抜群のスタイルを持ちながら中身は2.5枚目、というのを風の噂で聞いて、それならのんちゃんぜってえこれが似合うだろ!!と。

歌詞に「ピンクのシャンパン」が出てくるところも、それがかわいさのアイコンとしては全く使われていないところもポイントが高いです。「知るかよ!」「笑わせるなっつうの!」等ふざけてんのか...?みたいな歌詞が出てくるのですが、この曲の肝は「君はハピネスを更新し続けようとするんだ、その器が壊れてるっていうのに?」なんですよ。皮肉と悟りを一見面白いことのように言ってしまえるのが似合うのは、落ち着きと洒落っ気がある望くんです。

 

 

 

 

 

以上で〜す!何が言いたいのかよくわかんないブログだけど、楽しかった〜〜〜!!!もしキリンジとジャニーズが好きな方がいたらあなたの解釈も聞きたい〜!