光を見ている

まるっと愛でる

深夜の文章はまるで重いラブレターのように

※今から書くのは、深夜テンションのヲタクが綴るとってもポエミーな文章です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

V6の特番、「V6の愛なんだ2017」を見た。V6が、そして何より学生が生き生きしている様子を見、とても楽しんだ。相変わらず坂本くんはドライバーで、博は助手席で、イノッチは騒ぎまくりで、剛くんは岡田さんをいじり回して楽しそうで、健ちゃんはスターで、岡田さんは剛健のオモチャだった。

 

しかし見終えた後、何故か私はどうしようもなく不安になった。とても楽しかったのに、どうして?と思ったが、多分それは、番組は変わっているのに、V6が変わっていなかったからだ。それに気づき、そう思った自分に動揺した。

 

 

この「V6の愛なんだ2017」は、かつてV6の冠番組学校へ行こう!」ととても似ている。というか「学校へ行こう!」スタッフが制作に携わり、放送曜日も一緒、内容だってそうだ。

そう、内容。「大告白大会」という名前を聞いたときに私は動揺したのだ。だって、それって「未成年の主張」じゃん。どうして「未成年の主張」じゃだめだったのか。そもそもどうして「学校へ行こう!」じゃだめだったのか。レギュラー番組として終わったから当然のこと、大人の事情だ、というのは百も承知である。それでも、V6はずっと私の知っている見てきたV6だった。メンバーの関係が変わらないね、というエピソードには尊いとか言うくせに、状況の変化にはいちいち動揺してしまうのだ。私はあまり変化に上手に対応できるタイプではない。この不安を上手く乗りこなせる方がほとんどなのだろうけれど、いちいち動揺してしまうし、つっかかってしまう。

 

 

 私はV6が変わってしまう、V6が歌って踊らなくなることが非常に怖いのだ。私はブログで、「アイドル」という言葉の前によく「歌って踊る」という言葉を付ける。これが私にとってのアイドルの意味だからだ。このことを思う度、私は坂本くんのことを思う。

 

 

このブログでも度々触れている通り、V6は年齢差が大きいグループだ。9歳差は、どうしたって埋まるものではない。坂本くんは46歳、岡田さんは今年37歳になる。46歳の坂本くんはバリバリ踊っているが、岡田さんが今の坂本くんの年齢になる頃には、坂本くんは55歳になる。その時、果たしてV6は踊っているのだろうか。V6はいつまで続くのだろうかと考えてしまう。それが坂本くんに、V6に失礼なことかもしれないとわかってはいるが、でも考えてしまうのだ。以前『Answer』で坂本くんはまだステージに立つのだろうと思う、と書いたが、頭の片隅で、あとどのくらいのことなのかな、と思うことがある。

V6は現在、現役ジャニーズのなかで踊っているグループの最年長だ。そのことはとても誇らしい。でも、前例がないので、先がわからない。未来がわからないことは、誰だってどのグループだって同じである、それは当然のことだ。でもそれならば、きっと誰もがこんな不安を抱えていることだろう。あなたたちはいつまでそこにいてくれるの、と。

 

 

話が逸れるが、私はジャニーズを好きになる前はEXILEのUSAさんが大好きだった。型にはまらない、何が飛び出してくるかわからない、でも「ダンスが大好き」という気持ちは一目でわかるようなあのダンス、ダンスに懸ける愛情と情熱、世界中を踊りこなそうとする広い心、誰からも愛される穏やかな人柄が大好きだった。しかし、USAさんがEXILEパフォーマーを引退する、という知らせを聴いたとき、私のなかでEXILEに対する思いは止まった。「EXILE」という存在そのものをずっと遺そうとしているのだろうHIROさんには申し訳ないが、私はUSAさんのいないEXILEは耐えられなかった。そんなことがあり、私は好きなグループから好きな人が見えなくなることはどうしても耐えられないことを知った。

 

 

 

私は、誰かがいなくなったとして、V6を今まで通りに愛せるかどうか、自信がない。逆も然りであるが、その人個人を好きだと思っていて、それと同じくらいV6が好きで、でも個人は「アイドルのその人」が好きだ。アイドルをしている姿を好きになったのだから、アイドルを背負ったその人を超えることはない。しかし、続いている以上いつかは終わりが来る。起こってみなければわからないが、その時私はV6をどう思うんだろう。

 

 

 

 

そう思いながら、何かにすがる思いでスマホに録ってある二本の動画を開いた。長野くんの結婚発表後のベスアと、アニバコンの『HELLO』だ。

長野くんの発表の動画は、まるで『出せない手紙』のように残している。見るのは怖いが、ファンクラブに入っていないので会報の内容はわからないが、それ以外で長野くんは報告のファックスでしか「結婚」の文字を使っていない。それを見ると、長野くんのなかにあるであろうアイドルを守り、続けていくという思いが見えた気がするのだ。

『HELLO』は、切ないメッセージを持ちつつ、「私は変わらないでここにいる」というV6のメッセージなのかなと思っている。

 

 

 

 

長いこと書いたが、結局私は変わっていくであろうこれからが少し怖いのかもしれない。V6を信じられない、ということではない。自分も同じように時を重ねているからこそ、その流れが続いていくことを。自分が歳を取ったら、その分V6も歳を取ることを。

ならば、出来ることは今をきちんと見ることかな、と思う。同じ時代を生きている者どうし、V6がアイドルをしている限りは私は彼らを見ていきたいと思う。その思いが届いても届かなくても、私がV6を好き、という気持ちはずっと記憶していたい、そう思う。