光を見ている

まるっと愛でる

彼らに伝説になって欲しい

こんにちは。ひやチュウです。先日、日本史の授業で大河ドラマ義経」を見まして。ええ、主演タッキーのあれです。周りは「え~タッキーまじカッコイイ~キャピ」みたいなテンションでしたが、ジャニヲタであることを言っていない私は「フザけるな天下の滝沢秀明をキャピテンションで拝むんじゃない!!こっちは真剣に(顔を)見てんだ!!」と言うことも出来ず、ひたすらタッキーを見ていました。

が、これを見たのは、まだ「せいせい」が放送中の時で。ふ、副社長...?!前世義経だったんですか...?!エアギターの情熱は戦が形を変えたパフォーマンスなの?とツッコまざるを得ませんでした。あと、私「せいせい」観てなかったのですが、ジミーチュウが人名じゃないことをさっき知りました。あなたが宮沢さんだったんですか...ジミーチュウ...

 

 

 

私ちょい前誕生日でして、臨時収入があったんです。もう迷わずジャニーズに使いました。ジャニヲタだもん。ずっと目をつけていた、A.B.C-Z座2013 ジャニーズ伝説」、これを買いました。そして観ました。それの感想やら何やらです。ええ、ネタバレチックですので別にいいZ☆という皆様お読みくだせえ。

 

 

 

「ジャニーズの舞台」に凄い興味があったんです。無論そういう現場に行ったことがなく、レポばっかりで情報を収集していたのですが、やっと観て。観終わっての最初の感想は、

 

 

 

           ヒロムパネえ。

 

 

です。マジジャニーさん凄い。私の観たことのある舞台なんて、「王子とこじき」、「ライオンキング」くらいなんですけど。そんな舞台経験値の乏しい私でもこう思うくらい、何か言葉に出来ない凄さ。

まず、『出演:A.B.C-Z ジャニーズJr.』なんです。すげえよ。

よくよく考えたら、挙げた2つの他に観た舞台があります。劇団EXILEの「太陽に灼かれて」と「DANCE EARTH」です。「王子とこじき」も「ライオンキング」も脚本は日本人ではありませんが、劇団EXILEの舞台は日本人が脚本を書いています。A.B.C-Z座(以降えび座と書きます)はジャニーさんが脚本ですが、えび座はどちらかと言うと「王子とこじき」「ライオンキング」に近いなと思いました。

恐らく、ジャニーさんの感覚は日本よりはアメリカ寄りです。ジャニーさんの舞台からは、陰と陽でいうと陰の部分をあまり感じない、陰を陰として描いていないです。それは「王子とこじき」で感じた、どうしようもない身分の差であったり、「ライオンキング」で感じた抗いようのない自然の力であるような、人間個人ではどうしようも出来ない大きな力です。一幕で描かれている初代ジャニーズの解散で顕著に感じたのですが、悲しみの降り注ぎ方が、日本人独特の感覚である「わびさび感」、古典でいう「あはれ」の感情では描かれていないです。ちょっと自分でもよくわからないけど。どういうことやねんあはれって(突然のセルフツッコミ)。何でしょう、立ち向かえない大きな力がはたらいて、それを超えるために力を出すんだ、という。

とにかく、日本っぽい湿っぽさがない、それ故により異世界、ジャニーワールドが広がっていて、Don't think,feelなんだなと思いました。

 

 

ちょっと予想外にジャニーさんを讃えるのが長くなりました。だって凄かったんだもん。では、やっと舞台の感想です。

 

 

 

この「ジャニーズ伝説」は2幕の構成で、1幕が初代ジャニーズの話、2幕が主にA.B.C-Zの話、そしてA.B.C-Zのライブなのですが。観る前から、「はっしーの加入による『A.B.C-Zの誕生』」が描かれているのを知っていたので、実際観たとき、正直「えびに関する部分短くね?」と思いました。

しかし、A.B.C-Zになるために、生まれ変わるために橋本を入れるんだ、生まれ変わるためにA.B.Cを終わらせなきゃいけない」という所と、1幕での「ジャニーズをやり直すために、ジャニーズを終わらせなければいけない」で、初代ジャニーズA.B.C-Z(A.B.C)の境遇のニュアンスがダブっていて、ゾっとしたというか、ビビりました。この2つの重なりは、全てストーリーとして作られたことなのか、それとも両者に本当に起こったことなのか。ジャニーズの歴史は地続きであること、いやそもそも歴史が続く、というのがこういうことなんだと考えさせられました。

また、SHOCKもジャニワもそうですが、ジャニーズの舞台のテーマは「ショービジネス」がとても多く取り上げられているなと。アイドルとしてステージに立っているときはあまり感じませんが、こういう舞台を見ると、彼らは難しい世界にいるんだと改めて思います。これらを抱えながらも、表舞台ではアイドルしか見せないんだから、アイドルってすげえなあと思いました。あと総じて演者の顔がかわいい(真顔)。困った。

 

 

続いて、この舞台でのA.B.C-Z5人の感想です。思ったことです。ヲタクのつぶやきレベルですので、そういうのです。

 

 

 

橋本くんは、彼はもう、すごい勢いでA.B.C-Zのセンターを背負っているなと。本当に橋本くんがA.B.C-Zに入ってA.B.C-Zになり、この5人でデビューした意味は大きい。

1幕では初代ジャニーズのエース役として歌いまくり、こういう役を任されて、全力で歌うことでメンバーと出る舞台の中で中心になれるのが橋本くんのパワーだなと思いました。

そして、2幕です。A.B.C側は(あくまでも表面上は)「いいじゃーん!!橋本入れようよ!!」と割と軽めのノリですが、当然急に知らないどアウェイの環境に突っ込まれることになった橋本くんは、訳がわからなかったでしょう。しかも入った当時はしちゃん15歳。一番歳の近いふみきゅんとでさえ6歳差。その戸惑いや不安、不満を「明日の為に僕がいる」「Vanilla」で、橋本くんだけメンバーカラーの赤の衣装を着ていないのが何かもうすっごい刺さった。

この舞台で橋本くんから一番感じたのは、彼の一人で立った時の輝き方です。グループが悪い、と言うことではありませんが、グループでいると出ない輝きを持っています。主役になる力、なったときの強さがパない。五関様、いやごせっくんが振り付け、サマパラの演出を引き受ける気持ちがよくわかる。A.B.C-Zだと、年齢的にも単純な経験的にも上4人と微妙な差が生まれるのは当然だと思いますが、それでもA.B.C-Zでいる以上しっかりえび色に染まっていたのだなと。

 

 

ふみと(何故かこの舞台を観たらすごい「ふみと」と呼びたくなったので文章上ではふみとと呼びます)は、ものすごく楽しそうに歌うのねこの人。1幕のソロシーンで歌ってたとき、すごい生き生きしていて、歌って踊るのが好きなのね~よしよしとモンペかましたくなる勢いでした。何言ってるんでしょうか私は。

歌は日本語詞の方が自然ですが、日英両方うまいです。物真似もそうですし、細かい所が器用な人なんだろうなと思いました。元はグループの末っ子なので、全部上から吸収して見てきた賜物なのでしょう。

Jrに絡みに行くのもボケを回収するのもふみとで、「ジャニーズの舞台」というものを理解しているんだなと思いました。楽しませることはどういうことか、どうすればいいかをわかってる辺り、さすがジャニヲタジャニーズです。

また、はしちゃんと逆で、この人は人と一緒、複数でパフォーマンスする方が似合うと思います。一番似合うのがバックを従えた姿って、最強じゃないですか?

 

 

塚ちゃんは、何よりまず、比較的緩めの衣装の上からでも明らかにわかる腿の太さ。筋肉詰まりすぎ。

A.B.C-Z=アクロバットという武器を持っていて、この舞台、引いてはこのパフォーマンスが出来るのは塚ちゃんがいるからっていうのが大きな理由の一つでしょう。

A.B.C-Zは名前に「Acrobat」が入っているように、そしてジャニーズ初のDVDデビューをしたように、この舞台で『伝説』として取り上げられている少年隊のように、ハイクオリティーなパフォーマンス、そして何より視覚へ届けるパフォーマンスをするグループです。ワンカット撮影をする理由が明確な性質を持つグループであり、SMAPが変えたジャニーズアイドルの流れを吸収しながら先祖返りまで果たしたような、それでもさらに新しい色を持つグループになったのは、塚ちゃんというハイクオリティーがいるからだと思います。やっぱり彼が担うものは重要なものです。

そして、塚ちゃんの悲しみの演技、すごいいい。まっすぐさ、切実さを通った悲しみはとても響くなと。

A.B.C-Zのシンメ事情わからないんですけど、あの滑車?を止めるとき、五関様はパッパッパ!!みたいに(悪く言えばある程度の適当さを持って)止めていたのに対し、塚ちゃんは「安全第一」のヘルメット被ってるんじゃないかな、みたいなしっかりした止め方で、いいね!!と思いました。

 

 

 

とっつーがいなきゃ、この舞台、このストーリーは進まなかったでしょう。1幕では、とっつーは初代ジャニーズではなく、ひたすら彼らを取り巻く人々を演じています。

ふみととも近いものを感じたのですが、A.B.C-Zは総じて職人集団ではありますが、全員めっちゃ器用かと言ったらそういう訳ではないように思います。隙間もそれぞれに見えるのですが、例えば歌にしろトークしろ演技にしろ、執念のような情熱、今回は舞台という一つの完成形のために向けた熱量で補っている、鬼気迫る迫力があって、それが演技から一番見えました。

とっつーは、自分が「この人はこういうキャラクター、性格だ」と決めたらそのキャラクターに全力で憑依する、みたいな演技をするなあと思いました。1幕からは上に書いたような熱量を感じたのですが、2幕で、とっつーが戸塚祥太を演じているときでさえ、「A.B.C-Z戸塚祥太を演じている人」にしか見えなくて、もはや恐怖を感じましたよ。それがA.B.C-Zでアイドルになった瞬間にとっつーになるからスキ!!

 

 

 

五関様は、「場面を進める」ではなく「場を動かす」役、そしてA.B.C-Zでもそういう立場なんだろうなと思いました。A.B.C-Zの流れを、よくしている自覚がないままよくしているのは彼でしょう。

2幕でのはしちゃんと二人のシーンで、ふとさりげない優しさが見えて、普段人(主にメンバー)にバッサリ行くくせに...と、飴と鞭を目の当たりにしましたが、こういう人がいたら絶対好きになるわ...とも思いました。

で、本当にダンスが上手い。しなやかなのにバネも芯もある、初めて見たタイプです。

 

 

 さらに細かい雑感は、

  • とにかくとっつーの顔がかっこいい
  • 「急げ!若者」を見慣れているトニセン担あるある
  • 少年隊の曲かっこいい
  • 「Crazy Accel」神
  • Jrは何でもやる
  • そしてA.B.C-Zは動く、動く、動く
  • 「悲しき雨音」好き

 

 

 この「ジャニーズ伝説」を観て、ジャニーズの抱えてきた歴史の一片、そしてその歴史のつながりを見れた気がします。このストーリーを観た後、

 

 

時代を超え 5 stars つないでく Only one heart

大切なものはそう いつだって同じ

 

が、大きな意味を持って聴こえます。

A.B.C-Zは、ジャニーさんが作ったショービジネス、エンターテイメントを体現出来る歴史も技術も持っているグループです。だから、生きる伝説になって欲しい、そう言うと何か大袈裟ですが、彼らが世間を掴んで欲しいと思った、そんな感想でした。

 

 

 

 

 本日、我が自担、長野博さんの誕生日です。44歳だって。好きに歳は関係ないと思ってはいますが、すげえな27歳も上のおじさんをアイドルとして好きだと思うなんて。

 

私は、博のここが好き!!と挙げろと言われたら、ここ!!と挙げられません。

多分、好きな理由はそこです。よくわからないまま惹かれ、好きでいるから、ずっと追いかけたいんです。博は優しいと言われていますし、そうなのも言葉の節々やメンバーの反応からもうわかるのですが、非常に掴みづらい人です。実体がわからないとも言い換えられます。

 

 

感じた 温もりの分だけ

伝えたいけど 照れ臭いから

心に思うよ

 

という、思いを絶対はっきり言わないくせに気持ちを還そうとする、そういうとこが好きです。44歳おめでとうございます。DDな私は実に色々なジャニーズを愛でますが、最後はきっと、必ずあなたの元へ帰ってきます。これからもV6の母として、V6をよろしく。V6メンバーとして、我々ファンをよろしく。我々もあなたを追いかけるから、どうぞよろしく。健康に気をつけて、幸せな年になりますように。こっちに焼肉と冷麺食べに是非来てください。

 

 

 

...というのを、SVbのA盤のジャケットというか箱見ながら書いてたのですが、恐らく山に行ってたかなんかで髭面&キメ顔をして眼光が鋭いオカダを久しぶりに見て、あろう事かフツーにビビりました。この人もジーンズので隠しきれないふくらはぎの太さです。山男!!...このオチをつけたくなる性格、どうにかなりませんかね?