光を見ている

まるっと愛でる

100ミリちょっとのカラッポを

こんにちは。ひやチュウです。遅ればせながら、CDTVのNEWS「EMMA」を見たのですが、わたくし、興奮しております。ええ、シンプルに興奮しております。曲が鬼かっこよくて激エッロいのはもちろんですが、注目すべきは小山さんでしょう。Say\よっ!!NEWSのセックスシンボル!!エロの権化!!/見た感じ、テゴマスの二人はすごいオラついていたのですが、そこで敢えて(かどうかはわかりませんが)動きを抑えめに踊る小山さん。エッッッロ!!エッッッロい!!露出も4人の中では控えめだったのに、一番、よかったです(言い方よ)。

あとね、シゲなんですよ。赤の衣装で、よく目立つんですよ。しかもこの曲で赤なんて、よりどエロくなるじゃないですか。のはずなんですが、なんか、「けがれを知らない少年」のように見えたんです。どうしてだろう。表情からなのか、あまりにまっすぐにパフォーマンスしている姿からなのかわかりませんが、シゲの可能性ってすごいなと思いました。

 

 

 

これだけジャニヲタ臭の強い話を最初にしておいてなんですが、今回はジャニーズのことではなく、私の好きなバンドの一つ、フィッシュマンズについて書こうと思います。

 

今でこそジャニヲタなわたくしですが、中学生のときはロックしか聴かねえぜ!!という、考えの凝り固まったロックな中学生を過ごしていまして。ギターがガンガン鳴っている曲ばかりを好んでいたのですが、フィッシュマンズに出会って、ロックに限らずとも面白い音楽はいっぱいあるという、興味の幅が広がりました。そこからジャンルを問わずに色々聴くようになりました。フィッシュマンズは私の価値観を作ってくれたバンドの一つです。元々ヲタっ気があったので、フィッシュマンズにハマって聴きまくっていて。高校生になると同時に興味の対象がジャニーズに移りましたが、ふと聴きたくなったり、今自分の中でブームが来ているので、ちょっと書きたいなと思ったので、書こうと思います。あの、音楽の知識もないし、ただ、本当にただのフィッシュマンズの曲が好きなだけのやつが、一個人のこういうとこが好きなんデス!!と愛を奮って書いているだけなので、見当違いがあってもツッコミは心の中だけでお願いしますね...そしてものすごく抽象的な概念だけで書きますが、ヲタクのひとり言ですんで、マジでふわっと流し見する感じでお願いしますね...

 

 

 

いきなりですが、 メンバーとか、歴史とかは正直ちょっと複雑なんでwikipedia先生に任せますね。http://www.https.com/ja.m.wikipedia.org/wiki/フィッシュマンズ本当に知識も意識もなくて申し訳ないですが。ひたすら曲のことを書いていく所存でありますはい。

 

 

 

とやかく言う前に、某チューブなりCDを借りるなりして曲を聴くのが一番なんですけど。フィッシュマンズの曲を一言で表現すると、「独特」なんだと思います。

 

 

まずサウンド面、いや、サウンド面なんて通ぶれる器ではないのでざっくり音の話ですが、私が一番に感じるのは、「心地よさ」です。音そのものも、歌声も。浮遊しているふわふわさとも違う、人肌、人の体温が感じられて、さらにその曲の場の温度までも感じられるような。そのときの温度や空気をとても上手く切り取るバンドだと思います。フィッシュマンズを知ってからしばらくはフィッシュマンズに夜のイメージを持っていたのですが、以外と言ったら失礼ですが、昼っぽい曲、朝方っぽい曲、夕方っぽい曲と幅広いです。ただし、温度も空気も、それぞれの境界は曖昧で、それがフィッシュマンズ特有の心地よさを生むのかな、と思います。

また、フィッシュマンズの音の特徴、それは「東京感」があることです。お洒落=都会的と言うならそれとはまた違う、きらびやか、華やかという言葉より東京の空気、そこに生きる人の気持ち、全てが曲の中に漂っている、というのが似合う表現でしょうか。*1*2

その洗練された音、東京の音というものを、アンダーグラウンドで静かに響かせて、フィッシュマンズの空間は存在しています。そして、メロディーはとてもポップなのです。歌いやすく、また歌っていて気持ちいいです。気持ちよく歌えることで親しみが沸いてくるので、異世界のような空気の中でも突き放されはしない、そういう意味でも、やっぱり優れたポップを奏でるバンドだなあ、と思います。

 

 

 

続いて歌詞の話です。歌詞も不思議な感じではありますが、そんなに突飛なことは言っていないと思います。多分掘り返してみれば、自分も感じたことのあるような感覚や、傍にあるような感覚を感じると思います。それでいて、あ、こんな感情ってあるようでなかったかもしれない、という気づきもあります。こういう見え方をしていたら、もっと世界が美しく綺麗に見えるんだろうな、と思いました。

先程、音から温度や空気を感じられると書きましたが、詞からもまた然りです。曲も詞もそうですが、私は夜、とか暗いというイメージを最初持っていたのですが、全てがそうではなく、むしろポップな曲も沢山あります。しかし、ポップと明るいは必ずしもイコールではありません。強烈だったり静かだったりするフィッシュマンズの曲に乗せられる歌詞は、日常にあるような、自分の知っている感覚を歌われているように感じます。特別とも平凡とも違う、誰にでもある日常をとびきりのポップな曲で、そこに漂う空気までもまるごと乗せている、そういう曲を歌うバンドなのかな、と思います。混ざっている、とか漂っている、とかの曖昧さが心地よさにつながるのかなと思います。

 

 

あと、個人的にもう一つ好きなところがあって、きんちゃんこと茂木欣一さんのドラムがすごい好きで!!フィッシュマンズでだけでなく、東京スカパラダイスオーケストラでもドラムをしているのですが、欣ちゃんのドラムって、他のドラムと比べて響きが軽いと思うんです。断じて悪い意味ではございません!!あの、私の感覚100%の話ですので言葉にするのが非常に難しいのですが、ドラムの重く低く鳴る感じではなく、重さをどこかにやって軽くなっていて、中々できるもんじゃないよなーと思いながらいつも聴いています。

 

 

 

 

 では、もしこんな文章を読んで興味が沸いてきたぜ!!と言う方へ、おすすめの曲というか私の好きなフィッシュマンズ・ソングを紹介します。本当は某チューブのリンクでも貼っておけばいいんでしょうけど、なんせスマホを使いこなせていない旧人なので、どうかご自分で見てくださいすいませんね...てか私も買うから皆でCD買いましょ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Go Go Round This World!

 

このゆううつな顔もきっと

笑顔に変えようぜ

 

の歌詞が好きなのですが、世界に対して希望を持とう、と歌っている訳ではなく、相手というただ一人に向かって歌っているのが、フィッシュマンズらしいポップだなと思った曲です。

 

 

 

 Just Thing

 

教訓めいたというか哲学めいたというか、そんな歌詞です。嫌味なくちゃっかりやっていこうぜ、そうやって楽しく生きていこうぜ、と言っているような。この歌詞を乗せられる曲というのは、バラードでもゴリゴリのロックでもなく、この奇妙な明るいポップなんだろうなと思います。

 

 

SEASON

 

このSEASON=季節は、自然の中で感じる季節ではなく、東京の街の中で生きる人の感じる季節の情景なのかなと思います。音が外気に溶け込んでいるような、境界が曖昧になって心地よい曲です。

季節の中を走りぬけて もうすぐ秋だね

という一節が好きで、季節を走りぬけるってなんて美しい表現なんだろう、と思いました。GET ROUND IN THE SEASON.

 

 

 

 

いかれたBaby

 

暗い音ではないのに、「悲しい夜」という言葉が乗るとそう聴こえる曲です。言葉の揺らぎってこういうことを言うのかな、と思います。「いかれた君」に対する思いが不思議と優しげで愛おしげがあって、ふわふわした幸せさの中に漂っているような。村上春樹を今読んでいるからか、彼の小説に出てくる女の子ってこんな感じな気がします。「ダンス・ダンス・ダンス」のキキのような。

 

 

 100ミリちょっとの

 

フィッシュマンズで一番好きな曲です。これはすごいポップな曲、夕方っぽい明るさのある曲だと思います。あったかい曲です。「100ミリだけのカラッポ」の言葉で、心がぽっかり空いちゃって悲しいね、と言い合う恋人たちの気持ちのようだなと思いました。恋人たちが、互いの気持ちが見えなくてなんだか悲しいね、と二人で話していて、そういう話でも穏やかにされながら未来へ進んで行っている、二人の日常の情景が浮かびました。一人ではなく、二人の気持ちだから、互いがわからないからこの切なさがあるのかなと思います。

 

 

 

 

 

 さて、書きたいことを書きたいように書いて参りました今回。中々話せる相手がいなくてずっと抱えてきた思いというかフィッシュマンズ愛をここで出せて満足です。フィッシュマンズって、ポップな曲を歌い鳴らすのに、歌われる世界はごく狭い、自分だけだったり二人だけだったりの間で、そのギャップや、大きな範囲を歌われていないから身近さを感じられて、でも大きく漂うフィッシュマンズだけの空気が好きです。あまりメディアに出ないので、これを機に興味を持たれた方は是非聴いてみてください。締め方がいつもの勝手通りにいきそうにないので、これにて終了です!!以上!!

 

 

 

 

 

書いていて、普段書いていてものと内容が全く違うのに、考え方や見方はいつも通りヲタクでした。結論:ヲタクはどう転んでもヲタク、多分転生してもヲタク。解脱しなけりゃきっと一生ヲタクなんだろうな...

 

*1:地方の人間の抱えている東京という街への憧れ、または上京などをして東京で活動する地方出身のバンドの歌う東京という街の感じを「東京感」と言う、と私は解釈しています。バンド好き、音楽好きの独特な感覚の話なので、言葉にするのは非常に難しく、また的確にもならないんだなこれが

*2:ということでここで一つ違うバンドの「東京感」を勝手に紹介しますが、サカナクションの「DocumentaLy」というアルバムが、東京感を感じやすいかな、と思います