こんにちは。ひやチュウです。だいぶ前ですが、NEWS担の子にWhiteのライブDVD借りて、小山さんのロメオのPV見ました。どういう設定なのか全く知らずに見たのですが、あのストーリーって「嫉妬深く狂おしいほどあの女性を愛している小山さんと、その重過ぎる愛と束縛に恐怖と疲れを感じ死を選んだ女性、二人の悲劇」の話だと思ってました。束縛男コヤマ。激重コヤマ。合ってますかね?
少クラプレミアムの、ダイノジ大谷さんプロデュースのPREMIUM SHOW。「NYARO」以外、初めて聴いた曲でした。それでも本当に楽しかったです。ああいう弾け方を見たことがなかったので、面白いと思いました。
そのショーの前、大谷さんによるセトリプレゼンが、非常に面白かったです。NEWSをよく知っていて、尚且つNEWSを愛していなければ出来ない話、考えられないセトリだなと思いました。そして、プレゼンの中で大谷さんの言っていた言葉に、今回のテーマを考えるきっかけがありました。
NEWSはファンタジーをずっとやってきて、物語性を出さなかった。そして24時間テレビで物語を見せた
こんな内容のことを言っていました。
「NEWSのファンタジー」って何だ?
...ということで、今回は「NEWSとファンタジー」について私の考えたことを書きます。勝手に喋っているだけですので、至極真剣に考えて書いていますがどうか間に受けないでください。では。
この話題を自分のなかで考えた時、NEWSのファンタジーというのは、NEWSの曲、特にも造語の曲タイトルがその一翼を担っていると思います。そして、そんなNEWSの曲たちを、NEWSの4人が歌うことこそが、ジャニーズっぽさよりもNEWSらしい、ファンタジーを作り上げているのです。
4人以降のAL、「NEWS」「White」「QUARTETTO」しか持っていないので、そして4人になって「ファンタジー」が生まれたと考えるので、この3枚から話します。
この3枚の中で、造語だろうと私が思う曲タイトルは、
「チャンカパーナ」
「NYARO」
「愛言葉」
「チュムチュム」
です。また、造語ではなくとも、何かすげえなと感じたのは、
「渚のお姉サマー」
「ベサメ・ムーチョ~狂おしいボレロ~」
「KAGUYA」
「BYAKUYA」
「NEWSKOOL」
「四銃士」
です。造語だとより顕著になりますがトンチキみが凄い。ポコポンペコーリャとか最初読めなかったもん。
曲タイトルと詞の世界観がマッチしたときの快感が好きなので、既存の単語一語のタイトルも大好きです。NEWSだと「シリウス」とか。
しかし、NEWSの曲によるNEWS感というのは、上にある造語系や何かすげえ系のような、普通に生活したらまず使わない・そもそも出会わない言葉、曲から生まれると思います。
ジャニーズらしい曲というのは、曲中に「君」の居場所があることが多いもんだと思っています(もちろん私が勝手に思ってるだけです一概に言えませんすいません)。この要素が、NEWSの上記の曲は「君」の割合は薄めで、さらに君の相手である「僕」よりも、その曲での世界そのものが歌われているように思います。完全に叙事に振りきっている訳ではなくとも、どこか情景描写っぽさを感じました。
「君」、つまり受け取り手、我々の入る隙がなくなった曲たちによって、ファンタジー=幻想世界は成立します。この幻想を作ったのは曲たち、そしてNEWSです。あまりにもNEWSを確立しているから、ジャニーズっぽさとか、そういうNEWS以外のものが入りにくいのかなと思います。
ここからは、NEWSのファンタジー、そして大谷さんの言っていたNEWSのもう一つの要素、「物語性」はどう関係しているのか、また3枚のALから考えていきます。
「NEWS」、これは物語とてもを包えているALです。「4+FAN」でファンへ向かい、「渚のお姉サマー」~「HIGHER GROUND」でカラフルに、そして全てを照らす、力強く明るい「チャンカパーナ」。
その「チャンカパーナ」のカップリング曲、NEWSの物語を、強く大きく語る「フルスイング」、その後に続く「CRY」。フルスイングの後にCRYを持ってきた流れが、NEWSを語っているなと思いました。明るさや強さの中に、少しだけ本音を零していった、そういうALだと思います。
続く「White」は、明るい、というより、より鋭いALです。「KAGUYA」というSG、そして「BYAKUYA」という曲の存在がこのALの在り方を固めたと思います。また、「愛言葉」という笑顔で愛のメッセージをファンに向けて歌い、そこからのソロで、NEWSはNEWSの思いを表現しています。
「QUARTETTO」では、AL曲の一つとして、このAL、NEWSの世界観を構成する1曲として「四銃士」や「チュムチュム」があります。またソロでは各々の世界が確立していきます。
そして、前2作の「フルスイング」「愛言葉」のポジションに「ヒカリノシズク」があります。この曲で、NEWSは自身の物語から、NEWSが作った物語を歌うようになっていきます。
NEWSのALは、ポップで明るさがあります。しかし、特に「QUARTETTO」で感じたのですが、明るいのにどこか閉鎖的というか、NEWSに興味があれば曲やそれの発するストーリーなどの深さやメッセージを感じるけれど、そうではない人には、「NEWSっぽい」という明るさだけが届くような、ある意味聴く人を選ぶようなところがあるように感じました。
ここで言った「閉鎖的」とは、他のものは入れない、つまりはNEWSの世界が確立している状態のことです。そして、そのNEWSWの世界こそがファンタジーであると思うのです。
私の思う「ファンタジー」を説明するのは、言葉にするのは難しいのですが、ファンタジーを作り上げている曲、というので、NEWSの曲以外でパっと思いついたのが、嵐の「Face Down」です。これは大野くんのドラマのタイアップ曲ですが、これのように、曲の中で既に世界観があって、歌い手に歌われることによって完成する、そんな曲です。
で、NEWSのファンタジーというのは、
①俗に言う「トンチキ」の一言でファン、以外、もしくはファンにでさえも言われるような「チャンカパーナ」「チュムチュム」のようなブっ飛んでいる曲の印象
②各ALに入っている「フルスイング」「愛言葉」のようなNEWS自体の、そして「ヒカリノシズク」という、新たに生まれたジャンル、NEWSが語る「物語」を持つ曲の印象
という二つから成るまとまりであり、物語を抱えながらも明るくポップであるNEWSという世界だと思っています。
ファンタジーはポップで明るいです。一方物語は悲しさだって含み、色々が渦巻くものです。この二つが同時に存在すると、リアルそうなファンタジーが出来上がると思います。だから、大谷さんが言っていた、NEWSがやったことがないのは、伝えて来なかったのは「ブチ上げ」、客も参加する形だというのは、とても正しい、そうだなと思ったのです。
ここまでひたすら、NEWSの、主に曲の持つ物語性とファンタジーについて勝手に考察してきましたが、ここからは、この二つを抱えるNEWSと、ファンとの関係についてです。
4人は、個人だとそれぞれ外を向いているのに、NEWSとして表現をするとき、それが最も現れるであろう曲やALでは、意識してかどうかは、または狙ってかどうかはわかりませんが、全員がNEWSという内へ向かう、NEWSで冒険しよう!!よりも創り上げよう!!に近い方を選んでいるような気がします。テレビやライブなどで人の前で歌うときには表、外へ向かっていますが、世界観を作るときは、こちらの感覚に近いと思います。
これだけ確立した、そして独特な閉鎖感とも言える空気を纏うNEWSを追いかけるというのは、彼らの世界を共に見ることに繋がると思います。見ている世界はファンタジーである訳ですから、NEWSはファンを含めて彼らのファンタジー、彼らの世界の内へ内へ向かっていく感覚に近いと思います。この内へ行く感じが、閉鎖感、NEWSのファンタジーっぽさを作り上げているのかなーと、思いました。
最初の方で言った、NEWSはジャニーズっぽさが薄い、というのは、NEWSはNEWS色があまりに強すぎるということ、そしてその強さは別に押し付けがましくはないのです。ジャニーズの曲はポップスです、ポップスは大衆へ向けられたもののはずですが、NEWSの曲は、NEWSを知るファンが聴くと、彼らの物語、それはNEWS自身のものであり、NEWSの語る物語でありますが、それらが見えることでファンタジーを見ることができる。しかし、そこまで知っている訳ではない人には、いいポップス、おもしろいポップスに聞こえる。この、大衆への対応力とファンへの、ファンとNEWSとのファンタジーの共有のバランスが絶妙なのだと思います。
以上で、私の考察というか考えたことレポートは終了です。楽しかった!!やっぱ言葉にするとすっきりします。ポップとファンタジーと物語という言葉に引っ掛かって、その勢いだけで書いたのですが、NEWSらしさ、NEWSのもつファンタジー性について何となく自分のなかで整理できた気がします。大谷さんありがとうございました!!
というのを、親が入れた入浴剤のお陰で、ゴボウの香りの風呂に入ったDDからでした。もう気分は煮物です。