光を見ている

まるっと愛でる

終わらせる勇気があるなら 消えない悲しみがあるなら

(2019.7.26加筆修正、セトリに関わる内容を書き加えました)

 

 

 

私の人生初ジャニーズのライブ、関ジャニ∞「十五祭」初日札幌、参加してきました。まず、ほんっっっとうに楽しかった!!!!!!

細かい感想は、正直トリ頭ゆえに覚えきれないのと、この感じが初日特有のものなのか私には掴めなくて、感じたことを残しておきたくて、できたらこんな感じだったんだ、なんて思ってくれる人がいればと思うので、感想書きます。セトリ、楽曲には触れないように書きたかったのですが...ごめんなさい、何曲か触れています。8人時代、7人時代のメンバーの名前が出てきます。どうぞ読み進めるかご自分で判断していただいて。では。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十五祭、確かに祭りと銘打っただけあって本当に楽しくて、華やかで賑やかでした。でも、私が今まで見てきた関ジャニ∞のライブと違った空気が流れていたように感じました。

彼らはこの十五祭で、これまでの14年間、8人だったこと、そして7人だったことへ区切りをつけにきたように感じました。

去年のGR8ESTの生々しい痛みは、なかなか消えなかったし消せなかったものだったと思います。私がジャッジできることではないですが、メンバーを1人失い、1人は怪我を負ったままでも、彼らは不完全な姿でステージに立ち、喪失も緊張も焦りも笑顔も感傷も、リアルタイムで起こっているものをそのまま見せてくれました。隠したり、隠しきれなかったものがこぼれてしまったりしながら。

6人で動き出してから1年、そして15周年を迎えた今の関ジャニ∞は、痛みも喪失も公に出せるほどになり、感傷や苦しみまでもを静かに語ることができるようになっていました。

15周年を迎えた今回の関ジャニ∞のライブは、これまでの出来事を全て過去にして、これからも進むために、それらにピリオドを打つためのものなのだと思いました。アルバムを提げたツアーではない、これまでの曲をやるアニバーサリーツアーなのだから、懐かしさが漂うのかなと思っていたのですが、みんな未来を見て、多分ここで立ち止まるつもりはないのだと感じました。過去はあまりに偉大であまりに大切なものだから、切り捨てられるはずがありません。それでも6人で先に行くしかないのだから、全てを抱えたまま未来に向かっているのだと、そんな気迫を感じました。ファン歴が長い方にとっては、この曲をやったのか!だとか、今この曲をやるってことはこんなメッセージを込めているんだろうなだとか、私より気づくことが多いことでしょう。ファン歴がそんなに長くない私は、どの曲をやったのも、本当にお祭りだから、お祝いだから選んだのかな、と思いました。例えばJAMコンのAnswerとノスタルジアが、意図したのか偶然なのか、7人最後のユニットソングが3馬鹿と年下に分かれたように、どの曲にも曲そのものが持つエモや言葉の力、歌声の力以上の何かは感じさせない、純粋に歌ってくれて楽しい、踊ってくれて嬉しい、と感じました。うん、本当にてんこ盛りで楽しませてくれる祭りでした。

 

未来に向かう雰囲気の中、1曲だけ過去に目を向けたような空気を感じた曲がありました。「大阪ロマネスク」です。今回ライブでやった曲は、もう6人の関ジャニ∞の曲になっていました。今回に限らず、関ジャニ∞のほとんどの曲は、GR8ESTの時から6人の曲になっていました。それは関ジャニ∞が6人であることを証明することに他ならないと思います。

この曲だけは、今まで未来を向いて歌っていた6人が、このライブで唯一過去を見ていたように感じました。過去に浸るのではなくて、もう戻れないアルバムの中の写真を見ながら歌っているような。この曲の時だけ、6人は7人の関ジャニ∞が見えていたのかな、なんて思い、切なくなりました。

 

本編ラストの曲は「咲く、今。」でした。ピンクのライティングで花びらが散っている演出で、会場に桜が散っているようでした。私は春は別れの季節、そして桜は門出や別れの象徴だと思っています。あの曲を6人で歌う姿を見て、ああ、本当にこれまでが終わるのか、と切なくなりました。私は6人になった時から関ジャニ∞から好きになりました。はっきり好きだと自覚したのはGR8ESTからです。でも、私の関ジャニ∞の始まりは7人の姿です。あの報道があってからの3ヶ月間、絶対に目を逸らしてははいけないと追いかけ続け、そしてあの関ジャムで7人の最後を見届けて。あんなに苦しくて、あんなに切なくて、あんなに愛おしい時間も、過去になるのか。その決別にどれだけの覚悟があったのか。

 

 

 

明るく楽しい祭りでも、何回かすばるさんのパートだったところで誰も歌わなかった無音の瞬間があって。映像があって。照明も8色あって。前に行こうとするくせに、急に生々しさが蘇る場面もありました。でもだからこそ、人間くさい、全てを捨てることができない、取り繕うこちができない、不器用でまっすぐな関ジャニ∞が愛おしかったです。

 

 

 

出来事ではなく、示した姿勢でこれからの歴史を重ねる。そんな年にしていくためのこの祭りなのかなと思いました。去年の関ジャニ∞を象徴する曲と言えば「ここに」だと思います。しかし、去年はどこか自分たちを鼓舞するように聴こえた「ここに」は、今の関ジャニ∞が歌うことで、本当の意味での「始まるんじゃない 始めるんだぜ!」になったのかも、なんて思いました。

十五祭を見て、改めて関ジャニ∞の曲の強さを感じました。去年、すばるさんが最後に関ジャニ∞で歌う曲が「渋谷すばるラストセットリスト」と言われていました。未だに7人最後のMステを消せずにいるのですが、発売当時はただただ明るいだけに聴こえた「がむしゃら行進曲」が、あんなに背中を押す応援歌になるなんて思いませんでした。「大阪ロマネスク」が、ただの大阪の歌ではなく、故郷を持つ人の、故郷を愛する人の歌だと知りませんでした。そして「LIFE」が、あんなにあの時の関ジャニ∞の全てを歌う曲になるなんて思いませんでした。

関ジャニ∞は、関ジャニ∞の曲に導かれて進んでいるのだと思います。成るように成る、というにはあまりに酷で、あまりに美しい話に聞こえますが、関ジャニ∞は自分の道を自分で作り上げて進む人たちなんだなと、歌う姿を見ながら改めて感じました。

だから、これから関ジャニ∞が何を歌い、どこへ行くのか、俄然楽しみになりました。多分関ジャニ∞は、もう未来に向かう準備も覚悟も出来ています。続きをこれからも切り拓いて行ってくれるだろうし、関ジャニ∞としてこれからも生き続けて行ってくれるだろうと思います。どんな形になるかはわかりませんが、これからの行き先も、一緒に見させてほしい。そう思った十五祭でした。

進んでくれて、ありがとう。諦めないでいてくれて、ありがとう。これからも、どうぞよろしく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、村上さんの歌声について。相変わらず村上さんは演者のままで、今までライブDVDで聴いてきたようにまっすぐな歌声でした。そして、実際歌う姿を見ると、聴いているファンに寄り添うように歌い、力強く引っ張り上げるように歌い、隙間を作らないように歌い。そして、村上さんって、振り付けがないところでもずーっと踊っているんですよ。ゆらゆら揺れたり、移動する時にステップを踏んだり。そーゆーとこツボなのさというか、マジで愛おしいです。どうか、村上さんがずっと楽しく歌って踊っていられますように。ずっと楽しくアイドルをやっていけますように。

 

共に夢を歩ませて

この1年、ジャニーズの大きな動きと言えばやはりJr.の活動範囲の拡大でしょう。ジャニーズJr.チャンネル、毎回楽しく見ています。ジャニーズのきらめき、そしてJr.特有の若々しさや爆発力が新鮮で楽しくて、めちゃめちゃ恩恵にあずかっています。それでも、私はJr.を推すことはないと思っていました。

それには理由が二つあって。一つは、デビュー組でも全くないことはありませんが、やめる人は圧倒的にJr.の方が多いからです。グループができて、選ばれない人がいて、ある日いなくなるというのを何度も見て、もし自分の好きな人がそうなってしまったとき、あまりに辛い。それが怖くて、深入りするのが怖いと思っていました。

そして、いわゆるデビュー組の特権である、ある程度の安定感が、私の肌に合い、また私のヲタクをするうえで大事な要素だったからです。

人に対して無難な安定志向を持っているみたいで自分でも本当に嫌な奴だなと思う所なのですが、Jr.に近づかないようにしていたのは、未来の見通しが立ちづらい環境にいる彼らを見るのが怖かったからです。自分たちだけのフィールドが確立しておらず、歴が長くても持ち曲はCDデビュー組よりはるかに少ないJr.は経験でハンデがあります。私は、ジャニーズのグループについてはパフォーマンス、MC、立ち振る舞いが完成された美しさを好きになる傾向がありました。それは、私のジャニヲタ史がV6の20周年のタイミングから始まったのもありますが、EXILEが大好きだった時、HIROさんの勇退という、メンバーがいなくなる経験をし、それがとてもショックで辛くて、その時から誰かがいなくなることが本当に苦手になり、ジャニヲタになってもその傾向は変わらずにここまでやってきました。

 

Jr.チャンネルは、今までなかった露出の場であり、デビュー組のメイン戦場であるテレビと比べて演出が少ない分、個人の個性をよりリアルに感じられるコンテンツだと思います。雑誌のコメントよりも遥かに「素」の感じを見られるようになり、またライブ映像などのパフォーマンス動画が全体的に少なめなこともあり、よりパーソナルな部分を見られるようになったと思います。

チャンネルが開設しても、Jr.を推すつもりは本当になかったのですが、推しがいた方がヲタクは楽しいことはこれまでのジャニヲタ人生でよくよくわかっていたので、誰を好きになるのかな、と正直ドキドキしながら色々な動画を見ていました。その中で最初に何となく惹かれたのは、同い年だから、という安直な理由と、この人のさりげない、というか感覚的な気遣いと瞬発力面白いな、という理由で、Travis Japan松田元太くんでした。とはいっても、この人が好きだ...君が自担だ...というあの感覚って、やっぱりあるじゃないですか。惰性で推しだというのは余りに失礼なことだと思っているので、Jr.は好きだけど、やっぱりこの中からは推しは見つからないな、と思いながら、応援と言えるほどの熱量ではなく、緩やかに見ていました。

 

 

https://m.youtube.com/watch?v=8DVaZusp88s&list=PLBw8EmMNM8vzJRwZ05UlynrP563a65L0i&index=34&t=0s

 

 

ジャニーズしてる!とか、そこそういう感じの関係なんだ...とか、ヲタク的な観点から印象に残る人、印象に残る場面はどの動画にもたくさんありますが、その感じとはちょっと違う、関心したという意味で印象に残ったのが、この動画での如恵留くんの振る舞いです。音声ガイドの如くとても丁寧に、細かくわかりやすく説明してくれているのを見て、とても頭が良くて気遣いができて、何より会場で一緒になるであろうファンを置き去りにしない優しい人だな、と思いました。

その後も、趣旨の緩さとメンバーの全力具合がぶつかって面白いトラジャの動画を良く見ていると、なんとなくメンバーの個性だったり、担う役割なんかも見えてくるようになりました。特捜9で見る佐久間くんこと宮近くんはトラジャだと赤ちゃんとセンター二つの顔を持っていることを知ったり、しめちゃんの不思議っぷりにこいつただモンじゃねえな...と恐れ慄いたり、*1閑也くんの笑い声が予想以上に可愛かったり、ヒモだヒモだ言われている海人くんが鬼のようなスタイルとぽやぽやニコニコしていてこいつぁ沼だな...と悟ったり、松倉くんはシャイと盛り上がりたいと可愛いと可愛いと可愛いで出来上がっていたり、元太くんの人との距離の詰め方、懐の入り込み方はすげえな、などと、Jr.の知識はなんとなくレベルだった私にとって知らなかった面を沢山知ることができました。

その中で如恵留くんは最初からずっと、ハイスペックで頭が良くて、何より真面目で、という印象を変わらず持ち続けていました。Travis 幼稚園 Japanという異名を持つ賑やかで愉快なトラジャが話すときは場を回すことが多く、彼がMC役なのかな、と思いました。

MCでも頭の良さは滲み出てくる言葉選びをしますが、SixTONESの樹くんやSnow Manの深澤くんと比べても(優劣の話じゃないよ)、もしかしたらHiHi JETSの猪狩くんよりも小慣れていない感じで、丁寧で一生懸命で必死に喋るな、と感じました。

私は、Jr.の環境が今のように整う前のグループが乱立しだした頃、すとすのらぶとらと言われていた時代を知っており、その時にJr.にとってのグループの持つ意味の重要さを知りました。その頃から彼らを認識しました。トラジャを初めて見た時、彼らは9人でした。そして、メンバーが退所し、グループを抜け、そしてらぶがジャニーズから去り、如恵留くんはシンメを失った。Jr.にはよくあること、では済ますことはできない経験をしている人だ、ということを思い出しました。

その時に、如恵留くんのMCは、Jr.という土台の不安定さからグループを守らなければならないという必死さと、メンバーがのびのびできるグループの環境を壊さずにまとめたいという理想、この二つを両方持ってやり抜こうとしているように感じました。攻めではなく守りの姿勢を崩さず、新たなTravis Japanを一つにしたい、という思いを感じて、如恵留くんが見たいTravis Japanの景色を一緒に見たい、その道のりを応援したい、と急に強く思いました。

 

 

 

 

 

 

...という自分の感情に気付いた時です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ、推しじゃね?如恵留くん、私の自担になったんじゃね?

 

 

 

いや〜びっくり。天啓に打たれました。ついにJr.に自担ができた。

と思ったのですが、何だかこの思いに罪悪感のようなものを感じているのです。

私はアイドルが好きで、アイドルファンを自覚しています。アイドルを好き、という時に誰々を応援している、と言う事がありますが、私はアイドルは文字通りに応援するものでないと思っていました。アイドルに頑張ろう、とは絶対に言えないです。アイドルと私は同じステージの上に立てないから、一緒に頑張ろうと、肩を並べて同じように歩くことなんてできない存在だと思っていました。ファンはどうしたってステージの上のものしか見られないから、成長の結果の姿を見て驚いて喜んで感動することはできても、その過程を見ることはできない。アイドルは育成ゲームじゃない。アイドルはファンのずっと先を見据えて歩いている人たちだから。何より、ステージではないところ、見せることを選ばない過程の部分に勝手に物語を乗せるのはあまりに高慢で乱暴なことではないか。勝手に自分も彼らのストーリーの中の登場人物になれるはずがない。好き、の前に応援したい、が芽生えたのは、アイドルを軽く見てしまったのではないだろうか。ステージが確立されたデビュー組はその距離感があるから安心できた部分があるけど、Jr.の近さには馴染めないと思っていました。

 

でも、少なくとも現時点で、この先何が起こるのか、デビューという一つのゴールがあるのかはわかりません。その点において、幸か不幸か、Jr.のいる環境の本質は大きく変わったわけではないと思います。

その中で、私の新しいアイドルファンの形を教えてくれたのが、如恵留くんとの出会いです。如恵留くんを、そしてTravis Japanを応援したい。一度自覚したら、もう取り消すことはできません。応援して、心の距離を、ステージの上よりも近くに置きたいと思うことをどうか許してほしい。あなたの掴もうとしている未来を一緒に見たい。見たい気持ちは一緒だと信じたい。私は如恵留くんの、Travis Japanを愛して、守ろうと沢山の努力の末に武器を得て、トラジャの物語の表紙ではなく、本文を綴ろうとする真面目さが大好きです。知れば知るほど、如恵留くんの根幹にはトラジャへの愛情が流れているように感じます。如恵留くんが愛するTravis Japanを、これから応援します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

固くて重い文章を書きました。如恵留くんに対して、一番に思ったのは応援したい、ですが、本能が好きッ...!!と叫んだのは、あんなにロイヤルな顔をしているのに、ニット帽を被ってカラーグラスをかけてガラが悪くなったビジュアルが私の新たな好みの扉をズドン!した瞬間です。しっかり治安が悪くなるの最高。私の好きな人たちははポメラニアン(長野博さん)、トイプードル(村上信五さん)、太陽と月のいいとこ取り(塚田僚一さん)、柴犬(加賀楓さん)と、可愛いわんこが並ぶ中、如恵留くんは美青年とサルーキとマフィアの掛け合わせだからやばい。耐性ない。これからどうなるんだろう。

*1:エンディング曲は本当に奇才が爆発していた

本気の愛、A.B.C-Z

「Love Battle TourA.B.C-Z 2018」「Black Sugar」初回B盤、「VS 5」を購入してしまいました。遅えよ。今になって怒涛の勢いでラブバトルコンプリートです。もともとA.B.C-Zは気になる、というか普通に好きだな~という位置にいたのですが、あまりにもラブバトルのDVDが良くて。クレイジーアクセルの如く購入ラッシュのビッグウェーブに乗りました。リアルタイムで追っていた方にとっては何を今更、って感じでしょうが、このA.B.C-Zが作り上げた作品を多くの人に見て欲しいのです。できればジャニーズというカルチャーそのものを愛している人、*1そしてもっと言えば、「ジャニーズとしてのA.B.C-Z」を前提にしてA.B.C-Zを見ていた私のような方にこそ見てほしいライブだと思い、ラブバトル三部作と銘打ちまして、3つの作品の感想を縦横無尽に書き連ねます。カオス!ともかく、A.B.C-Zは最高でした!!!!!そういうブログです。超〜文字多いです。書いてて気づいたんですけど、私長文書くの好きなんですよね...作品作ってるみたいで...迷惑な癖...

 

 

 

 

 

私がA.B.C-Zのライブに興味を持ったきっかけは、シングル「JOYしたいキモチ」でした。えびはジャニーズを愛しジャニーズに愛されているグループだな、というのが単純にそれまでえびに抱いていた印象でした。私はえびを「ジャニーズ伝説’13」→「from ABC to Z」→「ABC STAR LINE」の順番で知っていきました。見返すと、相当ジャニーズ色が濃いチョイスだと思います。ジャニーズ色については後述しますが、この流れでえびの作品に触れたこともあり、えびはジャニーズクラシック、ストーリー性の高いショー用の楽曲、ライブ向けの曲が多い印象でした。

ジョイポリスとのコラボを聞いたとき、ツイッターでファンの方々が「急にどうした!?」と混乱&高揚した空気だったのを思い出し、なんか面白いことが起こってたな〜とヲタクセンサーが反応し、その流れで「JOYしたいキモチ」を買いました。

この曲について、あらゆる皆様怒らないでほしいんですけど。歌詞を見ながら聴いたとき、SMAPが歌ってそうだな、と思いました。怒らないで!!あくまで私の感想!!そりゃ別物、それぞれ唯一無二なのは百も承知ですが!!冒頭の脱力感、普通の日常の中から切り取ったものを特別な風景や思い出に変える力、いい意味でくだらない思い出が確かに幸せにつながる情景描写、そしてその幸せから切ないを抱えて終わりに向かうまでを描き、続くのは明日という地続きの人生観、これらを感じ、すまっぽいとちょっとびっくりしました。*2

その前のシングルでの、忘年会のジャケとクリスマスと終電を組み合わせる技にずいぶんトンチキいってんな、と思ったのですが、JOYしたいキモチを聴いて、知らない間にジャニーズにのステージの上だけには収まらないもっと広い視点を獲得し、日常を送る人に贈る歌を歌うようになっていたのかと、ジャニーズを背負うえび、というそれまでの印象から、A.B.C-Zそのものに興味がわきました。

 

 

こっから3作品を横断して感想で〜す

 

 

橋本くん&卍ハシ子卍&はしちゃん

 

初日のステージに向かう言葉が「チャラついてくるわ」なの最高じゃん???最高にギャル。塚リカちゃんが出たライブではヤンキーだったらしいですが、はしちゃんはヤンキーじゃなくてギャルです。…なんだろ、可愛げがあるからかな。

そんな最高のギャルですが、会場を煽るのがめっちゃ上手かったです。MCは河合くんが回しているのは知っていたので、そういう役割は河合くんがするもんだと思っていたのですが、違いました。河合くんがまとめるだとしたら橋本くんは引き上げるみたいな。こんなに煽るのか!とびっくりしました。さすがセンターでありエースだなと。

強力なセンター力を感じたのは、「Future Light」のPV、ラスサビ後にえび4人とバックのSnow Manの計10人が一斉に側転する中、一人だけまっすぐにこちらを見て歌う姿を見せつけられて、とんでもないセンター力だなと思いました。ライブの時、4人をバックにしてる時よりもPVの方がより強くて、この人は将来どこまでいっても真ん中に立つんだろうな...と震えました。少クラだったかで、京本くんとジェシーのバックでえびとふぉ~ゆ~が踊ったんでしたっけ?その時にどなたかがツイートで橋本くんのセンター力について言っていたのですが、やっぱり橋本くんの中心になれる立ち振る舞いはすごい。

LBTA.B.C-Z結成10年を冠したライブツアーですが、ジャニーズ伝説からえびを知った私は、とても重みを感じたというか、はっしー本当に入ってくれてありがとうね...という気持ちでいっぱいです。「明日のために僕がいる」を、当時よりさらに年月が経ったはっしーが歌うのエッモ...

 

 

 

 

 

の供給がヤッベエ

8歳差コンビ。最年長と最年少のコンビが嫌いなヲタクが居るわけがない(クソデカ主語)なんつったって、私は最大年齢差9歳のグループを推しているので。*3我が軍の方は互いにどう接すればいいかわからなくなっている空気で長年やっているため、あの、供給があるって幸せなことだからね!!!

それが「Get you!」というユニットソングでゴリゴリに絡んだり、花道で絡んだり、ピーターパンしたり。ピーターパンに関しては、土台を橋本くんがやるってのが最高です。

あと、ジャニーズあるある、最年少が一番でかくなる図を見れて幸せでした...V6はカミングセンチメートルなもんで...それも可愛いんだけどね...

 

 

 

河合くん

ラブバトル特典の面白く水を飲む件で、一人会場を盛り上げようと絡むも団体芸によって華麗なスルーを喰らって「いいんだな...」つってる場面、あそこあまりに美しくなかったですか?ライトの関係で褪せた色味の会場の中、台座の上からステージ上のメンバーを見下ろす伏目、凛々しいけれど鋭すぎない切れ長の目、でかくてくりくりの瞳、すっと通った鼻筋、そしてエロい下唇。ヤッバ。。。顔の下半身がブサイクつったの誰だよ???(A:ジャニーさん!!!)(...)

そして表情の付け方が豊かで繊細!はっしーはセンターの顔をして立っているとしたら、河合くんは主人公の顔をしている、みたいなまっすぐさが眩しいです。

で、河合くん、尊先(で使い方あってます?)に木村拓哉松本潤を挙げるだけあってかっこつける表情が上手いというか、いい意味でかっこつけた自分に陶酔してる感じが好きなのですが、*4それらの完コピじゃなくて自分のものにしてるから強いんですよね。「Future Light」のPVとかでもあったんですけど、下向いて笑うの、あれわかってやってるんですかね。河合くんの笑い方、歯が見えるように笑うから不敵な感じもするのですが、どこか一人遊びが楽しくて笑う子供みたいな雰囲気もあって、最強(狂)と無防備のブレンドが危うくてヤバい。髪長めで前髪分けてると、マジ“美”の圧がすっごい。気づいたら霧で囲まれているみたいな、じわじわとわぁぁ綺麗な顔...ってなる。あと私のフェチポイントとしては、ワンモアキスでのクセが強いターンです。なんか見ててニコニコしゃちゃう...

 

 

 

 

塚ちゃん

塚ちゃんはわかりやすいキャラクターを持っている人だと思いますが、MCとか、会話の中で表れる面白さとして、明快なマジレッサーなとこがすごい好きです。核心の突き方がすごい速度。

「ABC STAR LINE」で「へそのお」を聴いたときから、塚ちゃんの高音めっちゃきれいだなーと思っていたのですが、「Future Light」のサビ前「we can go!」とか、「誰のものでもないこの道を」の「生きていくよo-o-o」の高音がマジでよかったです。えびの中でも特にアクロバットリーダーだから、まず動きに注目されがちなんでしょうど、塚ちゃんの声、もっと知れ渡って欲しいなー!ブラシュガでもそうだけど、塚ちゃんの声、はっしーとは違う種類の甘さですよね?ヤッベえ...

で、塚ちゃんと言えばアクロバットですが、塚ちゃんのダンスも好きです。キャラクターのイメージ通り大胆な踊りかと思いきやとても丁寧に踊る人でした。手、頭、首をきちんと振るところがすごい好きです。

歌も好き、ダンスも好きときて、私塚ちゃんのビジュアルも相当刺さりました。よっ、フルコンボ。もはやフルボッコの方が適切な表現かもしれないです。CD特典のジャケット撮影で着ていた、襟ぐりの広いシャツの似合い方がヤバかったです...。首周りを露出させることで顔回りピンポイントじゃなくて全体像がエロくなるみたいな...いわゆるPDなんですかね?それとも私の感性...?

一転、メロディー先生に関しては、とにかく意味がわからない。本当にわからない。本当に太ももパツンパツン。「Black Sugar」の方のお仕置きで、メンバー含めて会場全員を騙したのはマジで天才だと思いました。「アナタ達知らない間に私(が私を)撮ったんだから!」「はい、犯罪かくてーい(棒)(しかしスマイル)」で本気で警戒している中、完璧なオチをつけてみせたメロディー先生。とっつーが握手を求める気持ちもわかる。むしろ私の感情を代弁してくれてありがとう。で、とっつーが先生を拝んだ後引きの映像になるのですが、そこで会場全体が虹色のライティングをされているのに気付いた時爆笑してしまいました。まごうことなきカオス。しかし、ヤバいのはヤバいのですが、それでもすげえなと思うのは内容の絶妙さがあるからです。お仕置き、全て把握してるわけじゃ無いけど、内容のチョイスがうまい。ヲタクのツボをきちんとついてくるのと、とんでもない爆弾を投下してくるのと、バランスがいいと思います。そこからも垣間見えるように、飛び道具的なポジションとポテンシャルを持っている人だと思っていたけれど、ドキュメンタリー部分で語られる内容がことごとく冷静で真摯で、エンターテイメントの人だということを知りました。

と思ったら昔働いてたお店のコロッケつって出演したドラマのお店に寄って差し入れ買ってきたの...いい子...

 

 

 

 

とっつー

ジャニーズのプードル枠つったら村上信五なのは世の常識なのですが、「Future Light」PVの髪の長さとヘアセットだと、とっつーもプードルでした。スタンダードプードル的な高貴さのあるプードル。そして、言うまでもないことですが、マジで整った顔してますよね...

私はとっつーについて、はちゃめちゃに美しい顔とパンクな魂を持っている、(色々な意味を詰め込んだ)ヤバい人という認識を持っていました。そのヤバい、の中にはとっつーのクリエイトの凄さについてもあって、「ずっとLOVE」や「5 Rings」の作詞がとっつーと知った時にとても驚きました。言葉の持つ、視覚や聴覚、感覚までもを体感させる力を知っている人、鋭い感覚を持つ人の詞だと思いました。

歌い踊るとっつーを見て、彼の中で歌と踊りの境界はなく、すべて等しく表現で、情熱そのものなのだと感じました。とっつーの最大の魅力は、常に炎が燃えているような情熱を表現にぶつけてくるところだと思います。例えばはっしーの持っているような、周りを引っ張り上げる勢いではなくて、人に直接は見せなくとも伝わり、逆にこちらから目を向けたくなる、知りたくなるような熱さを持っている。「命よ爆ぜろ 君の形に」の詞を聴いた時、この言葉を放つ感性を内側に飼っているとは、なんて恐ろしい人なんだと思いました。考えて考えて、内側に向かい続けた矢印が深さも勢いもそのままに自分を突き破って外に出ていったような人で、時にそれに振り回されたりしながら乗りこなす、そういう表現をするのが本当に魅力的だと思います。たまたま人のかたちに生まれてきた愛というコピー、これが本当に似合う。

 

 

 

五関くん

10周年パネルのサプライズの時、「なになにぃ(困り嬉しい笑い)」と言ったのを見たとき、こうやって人は五関さんに堕ちていくのか...と最強の沼であることを察しました。また、子メロディ―になるとき、ある男性スタッフさんが半笑いで「オネガイシマァスw」みたいに言ったと思ったらステージに行くときに別の男性スタッフさんに「お、いいねごっち」と声を掛けられていたとこも問題のシーンですよね。一見笑える映像ですが、愛され体質の極みというか、寵愛という言葉が似合いそうな、高貴なペットを可愛がっているような、対人間ではないなんだかやべえタイプの愛情のかけられ方を感じ取ってしまい、これが五関様か...と神の力を悟りました。

五関くんと言ったらダンスがやべえ!というマジカルバナナ的なのがあるのはもう重々承知だったのですが、ほんとにやばいです。ダンスが凄いのに、踊ることが体に馴染み過ぎてて、もはや普通に立ってる方が浮世離れ感がある気がしてきました。前に誰かが「人より関節が多くないとできない動きをする」と言っていたのですが、それな!!!滑らかというか、全身が弓みたいなしなり方をしててまじでどうなってるん?どんなに激しい振り付けでも、何も雑味にならずにただただ美しさになるのがまじで凄い。そして、踊りには雑味がないのに、似合う雰囲気は「Steal Your Lips」的な俗っぽさのある曲という。あらゆる欲望のてんこ盛りに答えるポテンシャルが高すぎてどうしましょうね?

五関くんって脚でカウントを取るのが癖だと思うんですけど、それに注目してると今まで聴こえなかった音が沢山聴こえて、聴覚と体の神経の回路を教えて欲しい。単に音だけじゃなく、楽器の雰囲気も体から聞こえてくるから、生演奏の中で踊るのを見たいな...

 

 

 

 

 

 

戸塚田という奇跡

A.B.C時代は河五、戸塚田のシンメだったそうで。現在も相性がいいコンビなんだなと感じました。で、戸塚田。河五は肩を並べてだとしたら、戸塚田は真っ向勝負みたいな面白さ、そして尊さがあります。

戸塚田、とにかく小競り合いがしょっちゅう起こる。出会って優に10年以上経つ成人男性同士とは思えない頻度です。決して全て大きいわけではないけれど、しょっちゅうやってる。これがA.B.C-Zにとっての日常なのかというくらい、当たり前にやってる。

一番面白かった(茶化す意味じゃなくこいつら面白えというニュアンス)小競り合いは、ラブバトルのドキュメンタリーで、振り付けを間違えるとっつーと指摘する塚ちゃんのやりとりです。カメラを介して言い合ってる、「ファンの皆さん見てます?こいつこうなんですよ」的なやつかと思ったら、とっつーがちらちら塚ちゃんを見て言い合ってるんですよ。映像として撮られているし、カメラマンに話しかけながらやってるけれど、あくまでもこの2人のやりとりは一対一だということを見せつけられました。本気と真面目、感情と冷静のバトル。ライブなんだから生を届けるのだ、間違ってもそれごと届けるのだ!というとっつーに、冷静に振り付けと歌割りっていうルールがあるからね、と突っ込む塚ちゃん。まだ何か言いたそうなとっつーをまっすぐ見ながら突然話の途中で塩分チャージする塚ちゃん。とっつーが何食ってんだよ!(話の途中だろうが!)塩分チャージのやつ。(丁寧に食ってるものをお知らせ)という絶妙な噛み合わなさ。とっつーのおおん...!なリアクションで終わったの笑いました。そして映像はそれだけで終わらず、小競り合いシーンからの肩を並べてステージに向かう映像に続きます。戸塚田、あまりに美しい物語。そして結局、塚ちゃんに指摘されていたように振りを間違えるとっつー。あまりに綺麗なオチ。

 

 

 

 

 

 

 

前述した通り、私はジャニーズ伝説‘13からA.B.C-Zを知りました。初めてがその作品だったから、というのもあるかも知れませんが、A.B.C-Zに対してその印象が強く、長いことA.B.C-Zの印象はジャニーズの舞台の人、でした。

ジャニーズ伝説については以前ブログで書いたのですが、A.B.C-Zがあの舞台の主演を任されたのは、えびはジャニーズのエンターテイメントの流れを汲んだパフォーマンスをできるジャニーズであるから。また、ジャニーズのテーマであり、またジャニーズという集団にとって始まりであり重要な歴史である初代ジャニーズと重なる歴史を持ってるからかな、と解釈しました。だからこそ、ジャニーズの名前がそのまま入った舞台の主演を何度も務め、ジャニーさん役を任されるまでにジャニーズから愛されているのでしょう。A.B.C-Zはジャニーズの歴史を持つものとしてあまりに魅力的だから、ジャニーズを好きでA.B.C-Zの歴史を知っている人こそ、A.B.C-Zを見るとき「ジャニーズ」の冠を一緒に見てしまう(敢えて見てしまう、と書きます)のだと思います。

 今回三部作を見て、A.B.C-Zはもう既に、ジャニーズを愛し愛されただけでは収まらないところにいることを感じました。A.B.C-ZA.B.C-Zとしての個性を持ち、ブランドを持ち、A.B.C-Zしか出せない魅力を持ち、A.B.C-Zにしか作ることのできないものを持っているのです。当たり前の話だけど、それが広く知られたらもっと面白くなっていくよね、と思います。

 

 

 

 


クリエイトをするだけじゃなく生むこともする、そのための人を集める力

 

ジャニーズの文化にバックがあるのは広く知られていることだと思います。外注せずに自分たちのところのタレントを同じステージに立たせるバック文化は、つまりジャニーズ内での縦のつながりを作ること(そしてバックにとっては顔を売るチャンス)に由来すると考えています。

私は2015年のV6からは始まり、V6の他にNEWS、関ジャニ∞、JUMP、キスマイ、セクゾジャニーズWESTのライブをこれまでに見てきたのですが、*5今、ジャニーズのつながりをここまでフル活用するのはかなり珍しいのではないかと思います。例えば、ジュニアが担ってきたバックダンサーを外部ダンサーに委託したり、振付ができるメンバーが自分たちの曲の振付をしたりするのは今や珍しいことではありません。それがえび、今回の3部作で確認できただけでも、

 

  • 「Future Light」のPVででバックにSnow Manを起用
  • 同じく「Future Light」で振付にふぉ~ゆ~福田悠太さん起用
  • NEWSまっすーによるライブ衣装制作
  • ライブ映像を滝チャンネルから借りる(これもジャニーズ内の提供だよ!そういうことにした!)

 

と、自グループのみではなく、ジャニーズ内から様々なジャンルで制作のパートナーを終結させています。自分たちが持つ武器や要素だけを選んで作るライブの凄さを今まで見てきましたが、逆にジャニーズのエンターテイメントを体感として知っているジャニーズに属する人たちを、いわゆるジャニーズ舞台ではなく、1アイドルのライブとそれに関わる作品に向けて1つのところに集める凄さ、つながりを仕事や作品に持っていくのがすごいと思います。

その集める力は自分たちのライブというフィールドから外にも向きます。ABC座として公演されていたジャニーズ伝説から外部の手が加わった「応援屋!!」が誕生し、そこで少年隊のために温められ続けられたマジもんの名曲「One More Kiss」を受け継ぐ、ジョイポリスとのコラボなど、資源(技術や期待値)など、ジャニーズの枠から出たところでも存分に生かす仕事につながる。広がる力、方向がとても面白いと思います。

 

 

 

 

根っこがエンターテイメント集団

どんだけはちゃめちゃに見えることをやっていても、最終的に彼らのパフォーマンスが行き着くのは観客のためである、ということが感じられるんです。需要のくみ取り方とそれを受けての表現がうまいというか。はじける場面でも、必死に見える場面でも、見られているという意識は絶対に手放さない冷静さを全員が持っているように感じます。魅せるのが上手いし、観られるのが上手い。私の感覚なんですけどねー、あれだけ情熱の人であるとっつーも観客がいる、というのは絶対に意識から外さないように見えるんですよ。そういう意味で、めちゃめちゃファンが大切にされているなと思います。そして、観客を楽しませようとして生まれたものでたまたま自分たちも楽しんだ(メロディー先生とか)光景がめっちゃ幸せそのものです。そんなエンターテイメント集団だからこそ、(他がどうとかいう意図は全くないのですが)えびのライブ、楽しくない瞬間というか、ストレスを感じる瞬間がないんです。自担であるヒロシナガノが、相手と食事に行くときに好きなものではなく嫌いなものを聞く、その方がテンションが下がることもないし、という内容のことを話していて。そんな感じの気遣い、もてなしを感じました。

また、A.B.C-Zの大きな武器であるアクロバットを、毎年更新できる技術も凄いです。関ジャムで紹介された「Rock With You」で特別に作られたアクロバットとか、「Black Sugar」の涅槃バットとか。また、ライブでの装置も本当にすごいです。WSで見かける度にすごいことやってるな、と思っていたのですが、今回LBTでのアクロバット装置は、今までの派手な装置よりはシンプルなものですが、動きがめちゃめちゃきれいで、「Like a blow」の世界観でとても映えます。ライブ構成でも、舞台で培ったショーイズムを組み込む技術がすごいです。そして!ROUND1のSHOWTIMEは全ジャニヲタが好きなやつだから見て。

で、ラブバトルの演出で一番感動したのは、「好きなんだ...」の前のつなぎ部分で五関くんの無音芝居を組み込んできたところです。こういうのが嘘くさくならない、むしろ決まるのがジャニーズの血とA.B.C-Zのバックボーンを感じてマジ最高。

 

 

本気

何よりも、A.B.C-Zの本気が、本当に全てを本気でやっていることが伝わったらな、なんて思います。作品を通して見て、歌うのも踊るのも、笑わせるのも驚かせるものも、ステージの上で見せるもの、それに続く過程も含め全て本気でやっている人たちだと感じました。根性というわかりやすい泥臭さではなく、ひたむきという姿勢の方が似合う表現でしょうか。ただこれは、初見だけではっきり魅力だと感じ取れるほどわかりやすいものではないと思います。作品に触れて、知っていくうちに感じるものです。

本気ってぶっちゃけ、計れるものではないじゃないですか。判断基準はその人にしかないものです。そして、彼らに限らず、本気でいることとファンの求める形は必ずしもいつでも一致するものではありません。でも、この人たちに嘘はないと信じさせる前向きな力は、そう簡単に出せるものではありません。A.B.C-Zは本気で愛について考えているし、愛を確かめてるし、その方法は間違いなく戦いというのが、今のA.B.C-Zに似合う全力の答えなのだと思います。内側に持っているものを外にもわかりやすくするのが正しいことなのかはわかりません。成長や大きくなる過程で、ポップというわかりやすさに形を変えていくものなのかもしれません。でも、どうかA.B.C-Zの中心にはずっと本気の愛があってほしいし、その愛を持ったまま大きくなっていく未来を見たいと思いました。

 

 

 

PS.なんか冷静な感じで締めましたけど、沼まであと0.5秒くらいの淵までいます。塚ちゃんのダンスと歌声がすっっっっっっごい好きです。何かおすすめの円盤や胸熱のエピなどございましたら、力強く背中を蹴飛ばしてください。待ってます。

 

 

 

 

 

 

*1:こう書くと、てめえは本当にわかってんのかと言われそうな高慢だなと自分で書いてて思いますが、きちんと明文化できるくらいにジャニーズをこれからも愛していきたい所存です

*2:個人的に、「たいせつ」「Let It Be」「夜空ノムコウ」辺りの空気感と近いなーなんて思いました

*3:48歳と39歳だよ!アイドルってすごい!

*4:マイキス...でバッチバチにキめた後、嬉しくなっちゃってスキップで移動してるのをバッチリ五関くんに見られてたのはただただぺろいし、それを受けての塚ちゃん「背伸びしちゃった?」はごめんね、あまりに草

*5:改めて書くとすんげえDD…

繋がり

 

shibutanisubaru.com

 

 

久しぶりにすばるさんが歌う姿を見たように思います。関ジャムでのLIFE以来、実に約10か月ぶりでしょうか。関ジャニ∞を背負わないで立つ姿を見るのはこれが初めてかもしれないです。

 

 

 

 

ASIAN KUNG-FU GENERATIONをご存知でしょうか。言わずと知れたロックバンドです。「リライト」「ソラニン」などの有名曲を多く持つバンドです。私は「フィードバックファイル2」辺りをリアルタイムで聴いていました。

アジカンのボーカルギターの後藤さんは、Gotch名義でのソロプロジェクト行っています。それまでアジカンの中にいる後藤さんの歌しか知らなかったので、初めて聴いたとき、あまりにやわらかい音と歌声に衝撃を受けたのを覚えています。まるで後藤さんの内臓を見せられたような、プライベートな生々しいものを見せられているような恥ずかしさ、若干の居心地の悪さ、こんなものも好きだったんだと、知らなかった一面を見れた喜びを感じました。

 

 

 

映像の中ですばるさんが歌うのを見て聴いて、その時と同じような感覚を覚えました。そして、私は自分が思っていた以上にすばるさんのことを知らなかったんだなと思いました。私が知っていたすばるさんは、年々丸くなっていったとは言え、長年関ジャニ∞の心臓としてフロントに立ってきた鋭さをずっと持っている、そして一人で立ち、話すにはどこか危なっかしさがある人でした。

あの歌を聴いて、すばるさんのやわらかい部分を見せられて、言葉という脳みそを見せられて、いよいよ、というかやっと、すばるさんがアイドルから旅立っていったことを理解しました。

最初は外から与えられた言葉だったものを、時間、経験、思いを確実に積み重ねて、やがて替えの利かない自分たちの血肉に、歴史に、言葉に、思いにしていく。その過程がアイドルであり、まさにあの時のLIFEでそのことを思い知らされました。

これからすばるさんが歌って表現するものは、初めから自分の内側で生み育てたもので、そして初めから終わりまでずっとすばるさんのためのものなんだろうなと、やっとわかりました。

 

 

 

 

 

 

私は、「今の」関ジャニ∞は6人だということは割と早い段階で受け入れられた方だと思います。時間が全てではないことは承知の上ですが、私は関ジャニ∞のファン歴としては7人時代よりも6人時代の方が既に長いです。私は今の関ジャニ∞が好きです。でも、7人でいたあの3か月をファンとして追いかけられたからもっと関ジャニ∞を好きになったと思うし、あの事がなかったら関ジャニ∞のファンになっていたのか。もしかしたらそうではなかったかもしれません。

 

 

 

 

すばるさんは関ジャニ∞であったことを抱えたままこれからも歌い、関ジャニ∞はすばるさんがいたことを切り捨てることなく抱えたままこれからも歌っていく。ジャニーズ史上一番円満な関係だと言われていて、私もそうだと思うけれど、正直その関係性が理解できなくて、少し戸惑っていました。それはただ私が不器用なせいです。完全に別の道を歩くことを決めた、村上さんの言葉を借りると袂を別つ決断をしたのに、関ジャニ∞は7人だと思っていると言う。関ジャニ∞をもう6人としか見ることができなくなり、すばるさんがいる7人の映像を見るのが辛くなってしまった私は、勝手にすばるさんを切り捨ててしまっていた気がして、とても申し訳ない気持ちになりました。

 

 

あの映像の中ですばるさんは大人に囲まれて、一人で周りの人と会話して、文字に起こせば標準語になる言葉を話して。でもイントネーションは確かに関西弁のままで。そしてテレビで見る関ジャニ∞の6人もいつも通りに関西弁を喋っている。

何か、それに気づいたら気が楽になったと言うか、だいぶ目に見える繋がりに固執していたなと思いました。そして自分が思っていた以上に、やっぱり別れが寂しかったんだろうなとも思いました。しかし、6人とすばるさんは同じ言葉を話すし、音楽という同じ言葉も持っている。全て続いていることなんだと。

 

 

 

 

実は、関ジャニ∞のファンになる前、私がすばるさんを一番最初に認識したのはソロ活動の方、「歌」をリリースした時で、一人で歌うすばるさんのことは前から知っていました。好きという感覚を持ったのは、関ジャニ∞の中ではすばるさんが一番最初だったことを思い出しました。リリースされた当時、桑田さんのラジオ、夜遊びリスナーだった私は、まさかマンピーを歌うジャニーズがいるとは思ってもおらず、それは聴いてみたいと思い「歌」を借りて聴きました。マンピーの素晴らしさはもちろん、「元気を出して」の声がとても好きでした。その時のすばるさんと今1人で立つすばるさんの帰る場所はもう違うけれど、同じ歴史を持っている。環境は変わりましたが、すばるさんも関ジャニ∞も生まれ変わったわけではなく、地続きの今があることを示しているし、そう思うことも許してくれる。その時の血は今のすばるさんの中にも流れていることを教えてもらったし、6人はすばるさんのことを忘れるわけがないことを再確認して、ようやく捻くれずに関ジャニ∞を、そして関ジャニ∞という繋がりをこれからも愛していけると思いました。

すばるさんに対しても6人に対しても、大丈夫なの?と言うのはもう余計なお世話だし、あまりに高慢なことだと思いました。それぞれがそれぞれのペースで、誰かに支えられながらこれからの道を歩いていくのでしょう。6人を関ジャニ∞と思うことと、アイドルではないすばるさんも6人と繋がっているとは両立する。どうか、関ジャニ∞も、すばるさんも、地続きの歴史を愛して、それぞれの物語を、人生を作り上げて生きていって欲しい。それらについていくことを選ぶ道を残してくれて、本当にありがとう、これからも改めてよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

声が届くということ

 

 

私が関ジャニ∞をきちんと追いかけ始めたのは、去年の4月から、すばるさん脱退が発表されてからです。しかし、私のジャニヲタ人生において関ジャニ∞というのは結構鍵になるグループでした。それまでロックばかりを好みジャニーズを完全にシャットアウトしていた、言葉を選ばずに言えばジャニーズを毛嫌いしていた頃に、好きだったラジオ番組で流れたかっこいい曲、それは「象」でした。あの曲を聴いて、ジャニーズなのにこんなギターゴリゴリの曲をバンドみたいに歌うんだ、こんなジャニーズもいるんだと思ってから2年後、私はよくわからないうちにジャニヲタとなり、当時は聴こうともしなかったジャニーズの曲を聴きまくり、ポップスの素晴らしさを知るようになりました。そうやって着々と私のジャニヲタ度が練磨されていくのと反対に、関ジャニ∞はバンドの曲が増えていき、演奏するグループになっていったように思いました。そしていつも真ん中に力強く存在していたのはすばるさん、そんな関ジャニ∞を見ていました。

私の関ジャニ∞のきっかけは「象」ですが、メンバーを最初に認識したのは村上さんでした。「月曜から夜更かし」です。マツコさんと二人きりであんなにガンガン喋れるってすごいなと当時はバラエティの印象しか持っていなかったのですが、ジャニヲタになってから関ジャニ∞を音楽番組で見て、バンドスタイルの中キーボードを弾く村上さんを見て度肝を抜いた記憶があります。そんなギャップ聞いてないって...!つって。

バンド曲が増えるに連れ当然キーボードの村上さんを見る機会も増えていくわけですが、その中での村上さんは、演奏しながらも人差し指を掲げて誰よりも会場を冷静に見つつ煽り、どんな激しい曲でも一歩引いたところで全体を見ている印象でした。関ジャニ∞において、村上さんはバラエティでは引っ張り、音楽では支える役割なのかなと勝手に思っていました。すばるさんラストの関ジャムで、「LIFE」で周りが一瞬崩れた時も、一人村上さんの「君がくれた笑顔で笑いたい」が聴こえたとき、強い人だなと思うと同時に、心の内を見せない人だなとも思いました。

 

 

すばるさんがいなくなってからもどうも関ジャニ∞は気になる存在であり続けたので、「ここに」を買い、GR8ESTのライブレポを見て、ついに先日GR8ESTの初回盤ライブDVDを買い、見ました。見て、一つ書いておきたいことがあるので、それについての感想です。

 

 

 

 

 

 

 

すばるさんが去ったことにより、歌割は変わり、私の知っているシングル2枚分*1とアルバム2枚分*2関ジャニ∞の曲でも、記憶と違う声が聴こえることの連続でした。*3

バンドブロックのラストに歌われたのは「オモイダマ」でした。この曲ですが、私はすばるさんの印象を持っていました。それは「まぶしかった」のあのシャウトの印象が強く、あんな風に歌うジャニーズを彼以外に知らなかったからです。だから、あのシャウトがなくなったオモイダマを想像して、どこか物足りなく、寂しく感じていました。

 

 

 

立ち上がるたびに転んで 這いつくばってでも進んで
報われる日もある 報われない日もある
それでも"選んだ道"を悔やんだりしたことなかった
"きっともう一度"
その夢に届くまで 僕らここにいるよ

 

 

 

ここにいるよ、の後、歌詞カードには書かれていませんが、元々はすばるさんと亮ちゃんのハモりのパートがあります。歌詞にすれば「wo-」になるような、歌と言うよりも叫びのパートです。亮ちゃんがメイン、すばるさんが下ハモでした。このパートが、亮ちゃんが下ハモ、そして村上さんがメインを歌いました。

 

 

 

 

 

村上さんの歌声、叫びを聴いたとき、本当に本当にびっくりしました。村上さんの声があまりにも真っ直ぐなのに切なく響いて。ドームで何万人もを相手にしているはずなのに、村上さんがたった一人で歌っているように見えて仕方なかった。村上さんの歌声は、明るい曲では村上さんの声が乗ったような明るさをつけるけれど、歌声そのものにはあまり表情をつけないタイプだと感じていました。あの叫びもやはり、さみしいだとか、反対に歌っていて気持ちいい、といった感情は一切読み取れませんでした。でも、歌詞のない叫びで音楽を届けたと、それが伝わりました。

関ジャニ∞の歌の醍醐味はハモりである、と誰かが書いていたのを読んだことがあります。関ジャニ∞を聴けば聴くほど、まさにその通りだと感じます。関ジャニ∞の魅力は、低音高音の役割分担がしっかり分けられており、それらをきちんと歌えるだけでなく、各々の声のキャラ立ちが特にしっかりしていることもその一因を担うと思います。透明な声の横山さん、魂が鬼気迫ってくるようなすばるさん、甘く響く丸山さん、何にでもなれる器用な安田さん、咆哮のように唸り響く亮ちゃん、艶っぽく支える大倉さん。しかし、村上さんの歌声だけは、そういったキャラクター性というものが薄いように思います。丁寧に歌う印象はあったのですが、どんな声というよりも、ただ村上信五がその声を出す、そんな印象を持っていました。バラエティなどではトーンをコントロールして存在感を放つ声が、グループの中で響くと、関ジャニ∞の村上さんを見せられているのか、村上信五そのままを見せられているのかわからなくて、そしてその剥き出しの歌声に心を掴まれました。歌声に癖がないとかそういう話ではなく、こんなにまっすぐに、色々なものと正面から対峙してきた人柄が表れた歌を歌うとは。声の力、人間の力が確かにある歌声でした。

去年の4月から関ジャニ∞を追いかけて改めて感じたのは、村上さんは言葉で伝える人であるということです。それは時に表現としての「伝える」ではなく、グループを守るために最低限必要なことを「伝達」するのみに抑え、あとは語らないで守り抜く人なのかなと思いました。だから歌う時も、眉を八の字にして目を潤ませて、涙を堪えるような表情をしているのに、決して涙で声を詰まらせることなく無音の隙間を作らないように歌っていたのを見て、もどかしさのようなものを感じました。会見で大倉さんの「納得していない」の言葉に救われたように感じたのは、私の思いを言葉にしてくれたからです。横山さんとすばるさんのエイトブンノ二、あそこで二人の思いを二週に渡って語ってくれたから、三馬鹿の一人である横山さんの気持ちは安心できたところがありますが、喋りが武器だと思っていた村上さんの言葉や思いは結局ほとんど聞けないまま過ぎてしまったように感じていました。それがグループのバランスを踏まえ、グループを続けていくための方法だったとしても、村上さん自身を守るためだったとしても。

そんな中一番たまらなくなったのは、MC集でカラオケの話を聞いたときでした。スタッフさんに嫌がられるくらいカラオケに行こうと誘うって、そんだけカラオケが好きってことで、つまり歌うことが好きってことじゃないですか。その人が、人の心に語り掛けるのに例え意図していなくても選んだのが、たどり着いたのが歌声だった。守るために隠し切った人の歌声がこんなにまっすぐな歌声だった。言葉の力を超えた村上さんの歌声を聞いて、あまりに関ジャニ∞的だと思いました。人数が減り、何よりメインボーカル、7人の真ん中にいたすばるさんがいなくなりましたが、関ジャニ∞が歌うことで生まれる力は6人の中に根付いているから、歌の力を持ち続けているから、これからもエイトの歌は大丈夫だ、そう思いました。

 

 

 

 

とんでもポエミーな文章になっちまいましたが、割とマジピュアな気持ちで書きました。このような経緯で、私の中で関ジャニ∞は少し気になる存在になりました。 エイターと名乗るのはまだ違う気がするのですが、関ジャニ∞のライブにもしも行けたら、村上さんのうちわを持って、村上さんの歌を聴きたい。そう思いました。

*1:応答セヨとなぐりガキBEAT

*2:ニズムと元気

*3:逆に、すばるさんの声を知らず、6人バージョンが初めての曲も多かったです

わたしのV6大賞2018

 

 

年がたつのは早いのなんの。2018年も終わりますね。私はひねくれ者なので、この一年頑なに「平成最後の」とは口にしないで生きてきましたが、それを抜きにしても2018年、ジャニヲタの私にとっては色々考える年になりました。ヲタクをしていて、悲しいことも、楽しいこともこんなにあったのは初めてかもしれないです。

 

 

 

 

 

ヘーイ!!終わり良ければ総て良ーし!!

 

 

 

 

ということで、毎年恒例(まあ去年が初めてだけどなHAHAHA!)、私による私のための2018年V6総括ブログ。今年は去年に引き続き『V6の愛なんだ』が放送され、ここに来てパワーアップしたV6力が全国に放送された一方、それぞれ個の活動も大変活発で、追いかけていてとても楽しい年でした。ではそんな2018年の中から、私の心に様々なシーンで様々な意味でキたV6の場面を切り取り、楽しく書き連ねたいと思います。尚、私が追いかけられたもの&見た人が限定されないものが選考条件ですので、舞台そのものはエントリーしません。では!!

 

 

 

 

 

【個人部門】

 

大激震で賞:恋をするなら~?坂本昌行ィ!!/

 

 

 

 

これしかなくない???

 

「恋をするなら」ってコピーがまず優勝。でもってそのあとすぐに「坂本昌行」が来るのが最高。形容詞も比喩表現も一切つけず、「坂本昌行」だけで勝負をつけに来た編集者さん。心より感謝申し上げます。ユーアーマイプレシャスワン!!このコピーがここまで似合う人はそうそういないです。これが一か月間書店に並んでたわけですが、皆さん大丈夫でした?私はもれなくツ〇ヤで見る度ニヤニヤして顔面崩壊起こしてたから、危うくブラックリストに載りそうでした♡で、この恋をするならモードを継続させたままトプハに突入したわけですが、マァ~~~ジで恋をするなら坂本昌行でした。本気と書いてマジで恋。坂本さんはそろそろ「恋をするなら」をミドルネームに入れて坂本昌行の専売特許にしていいと思う。また、今年はリリースした曲が大人っぽかったりゴリゴリに踊る曲だったので、歌番組で見る姿が「大人の余裕」が溢れていてほんとに恋に落ちたし、そんな中音楽の日で中居くんにめっちゃ破顔しながら絡んでた時はうっかり恋に落ちたし、ノンストップでは相変わらずのゆるふわおじさんで恋に落ちたし、もう何しても恋♡骨抜き♡

 

 

ヤバさ発揮で賞:プライベートでラクダを喰ったことを電波にのっけたグルメ変態

 

去年のブログを振り返ったらCGEで死んでたんですけど(私が)、今年の博はバラエティー力が発揮されまくっていた年かなと思います。『V6の愛なんだ2018』で「#なんかヒロシちょー見てくるんですけど」がトレンド入りしたりね。そんな中でも私が一番好きなのは、鉄腕ダッシュのグリル厄介です。後輩(中丸くん)と後輩(リーダー)と共演のやつ。捕獲してレストランで料理が出来上がるのを待っている所から、料理を目の前にすると明らかにテンションが上がってて面白かったです。一品目のイラン風ソテーを出されたとき、「網にかかってた雷魚だよぉ☆」と言ったとことか、相変わらずの(飯に対して発揮される)膨大な語彙で流れるように一人でコメントをまとめた後「ふ~ん」と勝手に納得して終わらせたとことか、博節が炸裂していましたが、一番好きなシーンはこちらです。

 

リーダー「アラブ料理とかわからない、ラクダ?」

博(何故か嬉しそうな表情を浮かべる)

リーダー「そんなんしか出てけえへん」

博「ラクダは先週食べたわ」

リーダー・中丸くん「え‘‘?」加藤先生(引いた顔)

博「メインがラクダ出てきた」

テロップ「ガチで 食の変態やん。

 

そしてそのラクダの感想を語るのですが、普通に話す口調は若干もちゃもちゃしているというか、甘噛みしそうなのに食っつーか食うことの話になった瞬間饒舌になる感じがすごいヲタクだった。今更博が何を食べていてももう驚かないと思いますが、実際に博の口から語られると、あの美しい顔からえげつない知識とヤバイ経験が語られると最高に面白いです。

 でも中丸くんのカメラに映ったびっくり顔が最高にかわいいから、博は最高のアイドル♡

あと、博は今年で「人生の半分V6」になりましたね。おめでとうございます。歌い踊り続けてくれてありがとう!!!これからも応援しています!!!

 

 

 

 

 

 

イケ化が天井知らずで賞:あさイチ卒業からのパーマ解禁で全V6ファンの腰を抜かした罪深き男こと井ノ原快彦さん

 

8年間の冠アナウンサーを有働さん、やなぎーと共に卒業し、「ロスじゃなくてニューヨーク」という言葉で視聴者を笑わせたり泣かせたりして、息付く暇もなく今年から始まった『特捜9』では新藤くんという新たな相棒とバディになり、さらに主任に昇進し、何と倫子ちゃんとしれっと結婚してたし!!おめでとう!!特捜9も続きそうだな、来シーズン楽しみだなー...と、一息ついた頃でしょうか。パーマが解禁されたのは。初めて見た時の感動を忘れられないです。V6を好きになる以前、認知した時からイノッチ=黒髪ストレートのイメージで、スパノバのPVやよるイチさんでオウフ...となることはありましたが、まさか42歳のアイドルが「髪型で遊ぶ」選択を取るなんて思ってませんでした。ヤバいofヤバい。パーマ当てようと思ったのが井ノ原さんだったら国民栄誉賞贈呈だし、ヘアメイクさんが提案したんだったら感謝状と高級ハムとエビスビール贈る。ありがとう世界。先日のFNSではパーマ×センター分けなんかしちゃって、ほんと罪な男♡来年も何卒宜しくお願い致します(血眼)

 

 

 

 

かわいいの最大極値で賞:森田剛ちゃんに決まってんだろ!!

 

2018年、あらゆるところでかわいいをこぼしていった森田剛さん。彼半端ないって!!39歳になってこんなにかわいいの供給、しかも無自覚なんだもん。そんなんできひんやん、普通。

しかしそこは天下の森田剛様。毎秒『最高』を叩き出す男です。ではここで森田さんの2018年を振り返っていきましょう。

 

エントリーNo.1 黒髪パーマ続投!!まるでトイ・プードルの可愛さ!!

エントリーNo.2 『Crazy Rays』のサビのくるっと回る振り!!妖精さん!!

エントリーNo.3 『V6の愛なんだ2018』より、罪深きお団子!!こうか は ばつぐん だ!!

エントリーNo.4  同じく『愛なんだ』で、17歳の浅井くんと同じミルク系の甘い飲み物を嗜む森田さん39歳!!思い出される「剛は甘くてふわふわしたものが好き」!!

エントリーNo.5  『Crazy Rays/KEEP GOING』初回B特典「V狼」2回戦!!博が人狼の疑いをかけられ処刑されるも、まさかのV6だった時ー...

(仝_仝:)「ごめんねえ...!!」

 

 

 

 

かわいすぎる!存在が罪!(頭抱)

 

 

 

 

そんな我々の感情の高ぶりを代弁してくれたコメントが関係者より届いております。

 

森田さんはずっとかわいいですよ

                                        byバカリズム

 

ちなみにこれは今年の『バズリズム』内の発言です。前回のベビーカステラ事件で大分森田さんに心を掴まれた様子でしたが、今回ので「森田さんはかわいい」という公式が出来上がったようで、余は満足です。私が一番キたのはやっぱV狼ですね。あれはV6ファン界隈のオバドラの民も思わず小田和正になっていました。なんか今年はいつ見てもかわいかった気がしてる。そんな感情にぴったりな歌詞があるので、聞いてください。

 

 

 

 

 

セクシーなの?キュートなの?

 

どっちも好きだ、バカ!!!(拡声器)

(CV:中島健人)

 

 

 

 

いよいよ時空警察のお世話になりそうで賞:三宅健ちゃん(39)

 

V6ファンになって3年ほど経ちますが、健ちゃんに関してはもう大抵の事じゃ驚かなくなりました。なんてったって三宅・時系列で写真を並べるゲームが不可能・健さん。内も外もピーターパンをやってる系アイドルですが、ほんとこれは歴史的快挙。まず滝沢歌舞伎が終わったあたりに、久しぶりに前髪が帰ってきたんですよね。そこで前髪の仕事っぷりに恐れおののいた訳ですが、さらに事件は起こりました。ええ、まさかの金髪。何が起きたかわからなかったですもん。一気に20代くらいまで若返りました。何が恐ろしいって、ただ似合うだけじゃなくてきちんと若返ることです。アンチエイジングというかバトルエイジングですよあんなん。もちろん健ちゃんの完全勝利です。ここで驚いたそこのあなたにビッグニュースなのですが、三宅健さん、来年、40歳になります。…エッッッ?!それ人間の歳の数え方じゃないでしょ?三宅さん人間年齢は16歳でしょ?もう何も信じられない。

 

 

 

 相変わらず末っ子力が強いで賞:IKKOさん

 

散り椿」の特別番組を見たとき、もう役者・岡田准一ではなく、カメラや殺陣含めクリエイターなんだなと思いました。今年は「散り椿」のほかにも「来る」「ザ・ファブル」など映画が沢山発表されました。改めて文字に起こすと3本全部主演ってすごい。

一方、V6では変わらず末っ子ちゃんというかオモチャ扱い続行というか。キプゴの特典でイノッチに「おおごしょ。おおごしょかしゅ。」とモノマネをリクエストしていたところに一番自由な末っ子感を感じました。そんな中、まさかの今年も続行されたものがあります。そうです、IKKOさんです。今ほんとに2018年か?ってくらい「どんだけぇ~?!」を聞いた気がします。なにが素晴らしいって、これは昨年のツアーからずっと森田さんのためにやり続けているんですよ。『愛なんだ』やバズリズム、特典など、どんな場面でも森田さんが喜ぶからやっている、カミセンのオモチャ感をずっと引きずらされるV6。20周年の時の「岡田は岡田」というのはまさにこのことです。多分岡田さんが40になってもこの関係はこのまま続くんだろうなあ。40になっても「どんだけぇ~?!」やってたら笑うなあ。みつを。

 

 

 

【シンメ部門】

 

 

部門:鉄腕ダッシュより「初モノ奪取」での坂本さんの一コマ

 

あれは初鮭を捕まえるロケでした。TOKIO、V6の未婚リーダーズのリアルなあるあるを語らい何とも言えないわびしさを全国放送し、相変わらず専門職か、という知識と実践力を見せつける城島リーダーと、数少ない「茂くん」呼びをし、船上で茂君の腕に捕まるなどして姫力高めだった坂本さんでした。てか坂本さん年上と話すと一気に口調が幼くなってかわいい。V6じゃ絶対見られない。茂くんありがとう。無事捕まえ初鮭を調理するシーンで、突然鮭の栄養「アスタキサンチン」について語りだしました。見たときは何で知ってるんだろ?くらいだったのですが、その時のTLで「今博乗り移った?」と言われていて思わず笑いました。博が乗り移ってたんなら納得です。坂本さんも料理をする人ですから、知識をワンディッシュから得た可能性もあるじゃないですか。でもあそこまで細かい知識を、何よりあんなに生き生き語る人、私は長野博しか知らない。どっかで聞いたのかな。受け売りを話してたらめっちゃ面白いな。かわいいな。何はともあれ、坂本さんの寿命は12430日に更新されたということで。坂本さん、リーダーに関わらず、ジャニーズの皆さん、どうか健康寿命を延ばしてくださいね。それだけです。

 

 

部門:前髪ちょろり事件

 

アメジパでちょいちょい爆弾を投下していた気配をかもしつつ、今年のベストオブ剛健はうたコンの件のあれです。風に吹かれて森田さんの前髪が一房デコに張り付いてたとき、おもむろに健ちゃんが人差し指ではらったあの瞬間。森田さんの照れ笑い。満足そうな健ちゃん。うーん、プライスレス!!クレイジーレイズの「please kill me softy」とキプゴの「feel the rythem comes up」で、それぞれキラーワードを担う剛健のカリスマ力は健在ですが、同じくらいかわいさを持ったまま育っているからすごい。やっぱ森田さんのあの表情を引き出せるのは健ちゃんしかいない。かわいいの瞬間風速がやばかった。てか、今年の剛健は図らずも私の性癖にズドンする「黒髪&金髪シンメ」になり、さすがシンメブランドの先駆けは違うな…*1

 

 

 

【V6ベストパフォーマンス2021】

 

音楽の日での『SPARK』

 

『WAになっておどろう』『TAKE ME HIGHER』に次いで、突如発表されたというか踊られ、ツイッターでトレンド入りも果たし、ヲタクの語彙を根こそぎ奪った『SPARK』。この曲は2017年に発表された曲で、ゴリゴリにに踊る死ぬほどかっこいい曲としてファンの間で大変人気です。しかし、特にタイアップがついているわけでもなく、さらにカップリング曲ということもあり一般の知名度は低いと思われます。

そんな曲を、テレビでやるということ。V6にとって今年は音楽番組で勝負を仕掛けた年だったのかなと思います。『KEEP GOING』、立ち止まるなと冠した曲をシングルに持ってっ来て踊るのもそう、テレビで『SPARK』をやるのもそう、そして50枚目のシングルにも踊る曲を持ってくるのもそう。歌い踊ること、そしてそれを続けることがどれほど難しく、そしてかっこいいことかを改めて知った今年に、あの『SPARK』はすごい攻めでありV6らしさだなと思いました。

あと、イノッチがあさイチを卒業したからなのか、特にトニセンが布をいっぱい着だしたのも今年なのですが、V6ファンになってから今年が一番ビジュアルにワクワクした年でした。これ凄いことじゃない?!またみんな着るもの着るもの最高なんだ。音楽の日のとき、皆丈は長いわ柄は派手だわ装飾は多いわでもう最高。私はアイドルには断然私服風衣装より断然派手ないかにも衣装を着てほしいヲタクなので、*2ほんっと金一封!!!ちなみに今年のベストオブ神衣装は、テレ東音楽祭のイノッチの衣装です!!半分スカート最高!!

 

 

 

 

<総括>

 

 

WOWOWYouTubeでのPV公開など、ジャニーズの中でも新しいことを積極的に取り入れているのがV6です。また、ライブがない年になると、本当に全員がバラバラな分野で活躍しているグループだなと思います。

去年のブログで私は、CDリリースやライブツアーをしているからアイドルの濃い一年だった、と書いていました。では、ライブをせず、リリースも少ない、グループとしての活動が少なかった今年は「アイドルらしい」一年ではなかったのか。2018年を振り返ると、そうではないと強く思います。今年は、ジャニーズの中で選択肢が増えたことが提示された年だと思います。グループが生まれること、なくなること。グループを続けること、その反対。活動を休止させること。ジャニーズが変わった、ではなく、あくまで選択肢が増えたのだと思います。大学で勉強するようになってから、豊かに生きていくには如何に選択肢があるかが大切である、と考えるようになりました。だから、悲しいこともたくさんありましたが、今年された選択は、きっといいことなのです。そのままでいてねと望むのは傲慢、変わらないでいてねと望むのは足枷、ではあなた(たち)らしくいてね、と願うのが私の持つべき姿勢なのかなと思いました。めっちゃ難しいことだけどね。

そんな変わりゆく2018年の中、V6は「歌い、踊り続けること」を選びました。色々な道を選べる中で、歌い、踊ることを「V6らしさ」として選択し続けてきたV6は、どれだけの覚悟をもってているのだろう。改めて、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

とかやってたら来たる1月16日リリース『Super Powers/Right Now』がやってくるし、『Right Now』のあまりの神っぷりに感激したヲタクがあちこちでツイッター清水翔太氏に金一封を送りたいとつぶやいた結果、それがご本人に伝わり、びっくりしたという面白ニュースが聞こえてきて笑いました。おう!!V6ファンのヲタクたち!!来年も元気に行こうな!!ではカウコンで会いましょう!!俺はテレビの前で最前列陣取ってるから!!シーユーアゲイン!!

 

 

 

 

 

 

*1:あと、森田さんの結婚のときの健ちゃんのメッセージも、言葉にならない重みがあって凄かったな…

*2:だから全身赤とかピンクのスーツ衣装が一番好き

ジャニヲタ、初めての現場紀行録 ~ミュージカル『TOP HAT』感想and more~

 

 

行ってきました。ミュージカル『TOP HAT』。2015年にV6を好きになってから3年目にして、ついに初めての現場、初めてのV6、初めての坂本昌行さん。いっやぁ~最高だった!!!

なんせ自他共に認める鳥頭なので、忘れないうちに感想を書こうと思います。ネタバレも含みます。で、せっかくなので、今回山ほど経験した初めてを、当日の舞台だけでなくチケットと取ったところからたらたらと書いておこうと思います。一か月くらいたつけど堪忍!本編であるミュージカルの感想にたどり着くまで長いです!!!では!!!

 

 

 

 

 

~はじめに~

私は進学を機に一人暮らし&バイトを始め、「好きな時間に出歩いても口を出されない生活」「僅かながらも自分の好きに使っても誰にも文句を言われない稼ぎ」を得ました。ヲタクとしてマジでこれは大きい。それまで高校生という身分、バイト禁止、さらにジャニヲタに優しくない家族(リビングでライブDVDを10分見ただけで嫌な顔をされる環境は精神衛生に大変よろしくない)と、かなりヲタク活動が制限された生活でした。まあ、ガッツがある方は時も場所もどうであろうが行くもんなのでしょうが、小心者の私には高いハードルだったんですよね。また、未成年だから仕方ないのかも知れませんが、フェスに行っても「23:00までには帰ってこい」とのお達しによりthe telephonesの出番を目前にして泣く泣く帰ってきた悲しい思い出を抱えて3年間過ごしてきたため、*1早く何の文句も言われず堂々とヲタクがしてえ...という鬱々とした思いを抱えていました。

 

 

 

 

10/30 14:30 トプハチケット、まだあるってよ

 

いつものようにほっとんどつぶやかないツイッターを眺めていると、ローチケのPRが流れてきました。それを見ると、何とまだTOP HATのチケットがまだ残っていると。何と。てっきりファンクラブ会員しか応募できないモンだと思ってたけど、一般もあるんだ、舞台だからかなー?かなー?かなー...

 

 

不思議なもんで、考える前に指が操作を進め、チケット予約を済ませていました。

 

 

 

あ、私今、(ヲタクとして)生きてる...

 

 

予約完了したときのあの高揚感は忘れられません。軽くラ〇っていたかもしれません。しかし生命力は滾りまくっていた。完全に勢いだけで、昼公演のチケットゲット。何はともあれ、ゲット。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エッッッ?!?!?!ちょっと待って?!?!?!さかもとくんを?!?!?!この目で?!?!?!見るんですか?!?!?!マジ?!?!?!

 

 

日頃ぼんやり生きているので衝撃も遅れてやって来ました。ああいう時ってなんでしょう、自分の血の巡りというか、嗚呼、心臓を通って血液が全身を巡ってるぅ...という力強い「生」を感じます。そのくせ心臓ばっかで頭に血が行かないから困っちゃう。しかし、頭が働かないまま初めて自分で夜行バスの手配も済ませていたので、そういうところに躊躇しない軽率なところは好きだよ自分♡

 

 

 

10/31 23:00 ツイッターに感謝

 

行くと決まり、にやにやしながらまたツイッターを見ていたのですが、ふと「公演後死ぬほど時間余るな...?」ということに気づきます。自分でとれたのは昼公演(13:30開演)、そして帰りの夜行バスは余裕を持って、というかそれしかなくて23時台。マシュマロで質問を投げたところミュージカルは大体3時間くらいかかる、と返答を頂いたので、大体17時に会場を出られるのか、えーめっちゃ暇やん…

 

 

 

Q:こういう状況でヲタクはどうする?

 

A:マリー・アントワネットの人格を降臨させる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間があるならチケットを探せばいいじゃなーい☆

 

お前が今起動させてるそのアプリはなんだ?ハッシュタグなんて死ぬほど見てきたろ?!ということで、チケツイをして譲渡をしていただける人を探すことに決めました。潔いヲタクなので、チケット代?どうにかするんだよ!!と強面の強いあんちゃんの人格を降臨させ検索をかけます。ヲタクは心の中に沢山の人格を飼っている

 

 

10/31 1:00 ヲタクの初めて劇場『ツイッターで話しかける』

 

正直学校の入学式並に緊張しました。ツイッターには「半年ROMれ」の文化があると聞いたことがあるのですが、ROM歴だけで言えば3年ほどChormeからヲタクの皆さんのツイッターを見てはいたので土壌に対しての知識はあるつもりでいたのですが、やっぱ知識と実践は違う。「チケツイ やり方」でググるとDMで取引を、とあるもののDMの仕方がわからない。ホンットにお前ポンコツな!!とセルフツッコミを入れつつ、この方なら信用できそう、と思った方にDMを送りました。めっちゃくちゃカタい文章になりました。

そしてその日のお昼頃、お相手方からチケットを譲っていただけるとのお返事を頂き、まさかの1日に2回も観劇できる機会をゲットしました。そこから諸々のやり取りも、拙い言葉に丁寧に返してくださってありがとうございました。ツイッターって便利だなあと身をもって実感しました。ただ、ふと自分のツイッターを振り返ると、このブログのリンクを貼っているため、多分お相手の方、この湿っぽいブログに目を通されたよなあ...しかも私のハンドルネーム、わけがわからないよな...拝啓高校1年生の自分、ノリだけで何事も行こうとするのはマジで止めような。お姉さんとの約束だよ。

 

 

 

 

日を置いて11/11 22:00 満を持して自宅出発 初めての東京遠征

 

ついに、人生初自分でチケットを取り、移動手段を押さえ、ネットの人と会う、ジャニーズを見る現場に出発しました。怒涛の初めて経験ツアーに否応なしに期待と緊張でドッキドキしたのですが、荷物を減らさなきゃヤバいと思ったため、自宅から夜行バス乗り場までほぼパジャマみたいな恰好で乗り込みました。乗り場に行ったら皆さん外着で、睡眠に気合が入ったファッションだったのは私だけの模様でした。若干恥ずかしかったです。

そして初めてその3である夜行バスに乗車しました。連絡を入れ、さあ寝るかと思ってもなかなか寝られるもんじゃないということを知りました。初めての場所ですっきり眠れる性分ではないのでまあ予測はしていたのですが、他人の気配っつーより暑さがキツかったです。時期的に寒い方がしんどいからだろうとはわかっているのですが、にしたって暑かった。仕方がないので裸足で寝てやりました。家かよ。それでも近年稀にみる量の寝汗をかきました。

 

 

11/12 5:50 新宿到着 ~シンジュク・イズ・ダンジョン~

 

実に4年ぶりの東京です。しかも当時と違って、自分の意思で自分の力だけでやって来た東京。否応なしに興奮します。それはそうと、新宿駅でかすぎない?駅ってこんなにでかいの??こんなの使いこなせるもんなの???(THE・田舎もん)

で、せっかく東京に来たんだからおしゃれな朝食をしたいな~と、バスで狙いをつけていたパン屋を探し1時間半も探していたのですが、全ッ然たどり着かない。グー〇ルマップを見てもわからないし、地元ではありえない道の旋回具合に恐れおののきました。なんかよくわからないまま渋谷の標識があるところに出ちゃったし。都会の人が「2駅なら歩いて帰ろう」が可能である、というのを身をもって実感しました。同じ日本なのにこうも違うのかなんて思いましたが、いい加減腹が減ったので諦めて原宿に行って〇トールに行きました。

 

9:30 ジャニヲタとしてのステップアップ・初めてのジャニショ

 

新宿・渋谷の間に原宿があるというのを知った(という書き方がすでに田舎もんというかアホっぽい)とき、脳に浮かんだのが「ジャニショ行けるじゃん!!」でした。普段雑誌媒体は買わないヲタクなのですが、行く!!と意気込み、開店時刻の30分前に行きゃあいいだろうと思い、原宿をフラフラした後、待合場所?に向かったのですが

 

 

 

    ☆渋☆滞

 

 

 

さすが天下のジャニーズ事務所。月曜日だし大丈夫だと高をくくっていたのですが、東京だからなのかジャニーズパワー故なのか人生ベスト3に入る渋滞具合でした。冷静に考えて、ここにいる人全員ジャニヲタだと思うと感慨深いものがあります。たまたま前にいたお姉さまと軽く言葉を交わしながら30分くらい待ったでしょうか、列が動き、割と早め(らしい)にショップ内に入りました。入って感動したのですが、360°どこを見ても顔がいい男の写真で、自然現象と同じレベルで圧倒されました。雑誌の作りこんだ表情と違い、オフショット感満載の自然な表情の写真が沢山あり、数字を書き込む手が止まらない。金銭感覚が麻痺する初めての体験でした。ついでに表情筋が緩むのも止まらなく、こんな狭いところに準不審者を野放しにしていいのかなと不安になりました。

そしてレジの列に並んだのですが、ここもまあすごい行列でした。そしてレジ打ちの音がこの世のものとは思えないスピードで恐怖を感じました。レジ横のスペースにジャニーズJr.チャンネルのコーナーがあり、画面でしか知らないジャニーズの息吹を感じました。アニバコンのライブ音源を聴いてはV6を見るんだ!!とシンプルに楽しみになったり、「Sing!」を聴いてはミュージカル・マーサを見るのか...どうしよう...と急にしんどくなったりしながら並び、会計が終了。ジャニショはいろいろな意味で闘いでした。最高の試合でした。とかやってるうちに12時を過ぎたので、ちょっと急いでいざシアターオーブのある渋谷へ!!!

 

東京は電車の来る間隔がめっちゃ早いんだなあ。秒で着きました。ついに。優雅にランチを決め込む時間・金銭・精神的余裕が皆無だったので、コンビニのおにぎりと豆パンを喰らいました。それこそ試合でもすんのかといった勢いです。元気があれば何でもできるー...

 

 

13:30 昼公演開幕

エネルギー補給(食事と呼べる代物ではない)を終え、トイレを済ませ、会場に入りました。昼の部は3階席、後ろの方と言ってしまえばそれまでですが、初めて自分で取った初めての現場の席。感慨深い。買ったパンフレットを読み、どうにか登場人物の名前だけでも覚えて観劇しようと必死にやっていると、ステージの幕の裏からかすかに楽器の音が聴こえてきました。急に上がる心拍数。勝手に張り詰める緊張。死にそうと死んじゃだめだという相反するしんどい感情とたたかっていると、「Ladies and Gentlemen!!」と口上がアナウンスされ、いよいよ『TOP HAT』開幕しました。

 

 

 幕が上がり、キャストさん、そして坂本さんが踊っているのを見て、なんかよくわからないんですけど涙が出てきました。すっごかった。一番最初に思ったのは坂本さん死ぬほど歌が上手いってことです。音源や映像で見、聴いていたのと全く変わらないどころか、生で聴くとあ、ほんとに上手いんだってのがわかりました。正直1幕の記憶は怪しいのですが、遠目から見ても明らかに長い脚、小さい顔だったのは覚えています。そして多部ちゃんがかわいい。声が響く。二人のダンスシーン最高。

休憩をはさんだのち2幕へ。1幕は、初めてということもありミュージカルの楽しみ方をあまり掴めないまま観劇していたのですが、それも慣れ、より楽しく見られました。いやー、2幕超楽しかったなあ!!アルベルトにめっちゃくちゃ笑わされたり、ダンスシーンに圧倒されたり、ベイツを大好きになったり、アフリカのトラ!!全員で歌い踊るのを見たとき、声やタップの重なりがすごくて、言葉がなくても通じるってこういうことかと感じました。私は一点と全体を行ったり来たりして見るのが苦手だったり、あまり記憶力がよくなかったり、単発でものをみるのは向いていないのですが、感覚は覚えているもので、本当に明るくて華やかで楽しかった!!と、昼の部が終了しました。

 

 

 

17:30 初めてのチケット譲渡・現場編

 

あらかじめツイッターでいつ会うかの確認はしていたので、時間になったら向かうだけでなのですが、すごい緊張しました。当たり前ですが、どんな方かわからない状態で会うのでね。

オーブのエレベーターを上がり、服装を伝え合い見つけたら、素敵なお姉さんがいらっしゃいました。お互い名乗り、*2チケットと代金の交換をし、お土産を頂き私からは午前中の戦利品(ジャニショの写真)を渡し、ここから空き時間どうしよっかな~と思っていたら、何とオーブ内のカフェスペースで飲み物をおごっていただきました。初めて会った小娘にすっとなんか飲もうか?と誘うって、大人が溢れててすごいかっこよかったです。初めてがキャパオーバーして何かもう感動のピークがまたやって来た。人見知りをする方なので緊張していたのですが、V6の話で盛り上がりました。ヲタクはヲタクの共通言語であることを身をもって知りました。身近にV6ファンを見つけられない生活を長く送っているので、すごい楽しかったです。ヲタクの心得から就職についてなど、違う立場の人と話すって楽しいな、と改めて思いました。本当にありがとうございました!!

 

 

18:30 夜公演開幕

 

夜公演は2階席で観劇でした。座ってわかる、明らかにさっきより近い。(当たり前体操)一度見たとはいえやはり緊張は高まります。さっき見た坂本さんを記憶の中で反芻してはまたしんどくなっていると、アナウンスが流れ、いざ夜の部開幕ー

 

 幕が開け、ジェリーが現れるわけですが相変わらず脚が長くて顔が小っちゃくて歌が上手くてダンスもうまくてもうしんどい。そして昼公演で衝撃だったのですが、キスシーンが結構ある(当社比)ことを知らずに臨んだので、ほんっとにあれヤバかった。一日に何回もキスシーンを拝むのは心臓に悪い。てか初めての現場で好きな人のキスシーン拝めるなんて、私はかなり強運なヲタクかもしれません。もれなく全部被弾しました。チケットを譲っていただいた方は昼公演ではかなりステージから近い座席だったらしく、キスの後多部ちゃんの口紅がしっかりついていた、と教えていただき、なんかもう美味しくいただきました。(何を?)

好きなシーンはいっぱいあるのですが、デイルのダンスシーンは全部好きです。チーク・トゥ・チークで青い照明の中をドレスを揺らめかせて踊るシーンとか、黒いドレスで踊るシーンとか。黒ドレスのやつはデイルの挑発の圧が圧倒的に多部ちゃんの可愛さを凌駕していて最高でした。で、多部ちゃんの代わりに坂本ジェリーがかわいい役を一身に背負っていてそれも最高でした。デレとぶりっこを巧みに使うジェリーちゃんマジ一生愛す。そんだけぶりっこしといて、ひとたび踊ると死ぬほどかっこいい。なんであんなに関節が滑らかに曲がるん?あと、燕尾服のしっぽの扱いが誰よりもうまかったです。あれはモテる。「恋をするなら坂本昌行」の伏線回収を見た。ジェリーがあまりにイケイケのモテ男街道まっしぐらで、あの人何でV6ではいじられキャラなん?!と宇宙の不思議と対面しました。

 

 

 

 

 

 

私は今回がミュージカル初体験で、正直それ故昼公演ではミュージカル独特の話の展開の仕方についていけなくなりそうになりました。舞台モノ自体は、劇団演技者。のDVDで10本ほど見ていましたし、今夏にはナイロン100℃の舞台*3も観劇しており、それなりに経験値はあると思っていたのですが、海外のものは何となく肌に合わない気がする、と敬遠していたところがありました。しかし今回、海外原作の舞台の面白さに気づけたように思います。

私はジャニヲタになって2年ほど、ジャニーズ以外の曲をほぼ聴かない生活を送っていました。それまで興味もなく聴こうとしていなかったジャンル、ポップスにどっぷり浸かった結果、「ポップスの良さ」に気づきました。それは松井五郎氏や馬飼野康二氏、林田健司氏、山下達郎氏だけでなく、リック・アストリー氏にまで行きついたのですが、ジャニーズに興味を持たなければ、多分こういった素晴らしいポップスに出会うことは無かったと思います。それと同じように、ジャニーズを通して自分の興味の幅が広がった今回のミュージカルは、大切なものとなりました。

また、V6を推す者としても、今回の経験は大きなものとなりました。V6は近年「ライブは2年に1回」が基本スケジュールとなっており(と言っても2011年頃からその傾向はありましたが)、今年はライブがない年でした。ファンになった当時から、そして実際にはその随分前から、V6は個人の活動が強みやV6の個性としてのアピールポイントとなっていました。もちろんそれぞれの活躍は嬉しいものですが、今年V6がリリースしたのはシングル1枚でした。それぞれの活動や特番に音楽番組、露出が無いわけではありませんでしたが、*4アイドルの彼らを好きになったヲタクとしては少し複雑な気持ちを持つこともありました。*5

それが今回、初めて個人活動の現場を生で観た訳ですが、複雑な気持ちがすっ飛びました。やっぱね、凄いんですよ。こっちは微塵も思っていなくたって「アイドルだから」という足枷はあるのでしょう、その中で個人としてあれだけ輝くためにどれだけのものを積み重ねてきたのか。シンプルに、ミュージカルスタアと呼ばれるにはどれほどの力がいるのか。あんなにかっこいい姿を見せられると、V6の活動はそれぞれが最大限に輝くために組まれているんだなと実感しました。私はグループを潰されてしまうのが1番悲しいですが、だからといって個の機会を無くすのはそれも間違いであるというのを、きちんと感じる機会になりました。

 

 

 

とにかく楽しかったんですトプハ!!ミュージカルがあんなに笑っていいものだと知らなかったし、ショーとも舞台とも違うあの贅沢を知ることが出来て本当によかった。夜公演が終わってアンコールで坂本さんと多部ちゃんが出てきて、挨拶をしてはけた時、一瞬坂本さんが客席に手を振って、その姿が本当にかっこよかったんですけど、あれはジェリーじゃなくて坂本さんで、ああいう瞬間を大切にヲタクは生活していくんだなと噛み締めました。

これから、ミュージカルをもっと気軽に楽しみたいと思いました。何よりもっと現場に行きたい。現場で会う人がいる楽しさとか、生でしか感じられないものがあることを教えてくれた坂本さん、ありがとうございました。初めて行った現場がトプハでよかった。次はキンキーブーツに行きたいです!!(ジャニーズじゃないんかい!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:しかもそのフェスは当時私がテレフォンズを活動休止前に見れる最後の機会だったので、尚更悔しかった

*2:改めてひやチュウですって名乗るの恥ずかしかったな...

*3:演技者。でやっていたトニセン主演『室温~夜の音楽~』を見た影響で行きました。KERAワールド、独特の面白さとえげつない毒が最高に面白かったです。

*4:正直、23年選手のアイドルのリリースが年間シングル1枚というのが多いと言えるのかわからないのだよ

*5:よってV6ファンは、リリースやテレビ露出などが減る枯渇期になるとひたすら尊いエピソードなどを掘り返したり作品の考察を改めて行うなどの自家発電を行いがちになる